さとくんの雑記帳

書きたいこと適当に書きます。備忘録的なこともします。ようつべ編集だるいのでこっちに書く、なんてこともあります。

2022年の今、敢えて自宅サーバーを持つ理由

ドカ雪のせいで学校行くのがものすごくめんどいです。

東北やばすぎです。

 

どうも、さとくんです。

 

今回は、自宅サーバーを運用している私として、クラウド時代な現代になぜ敢えて自宅でローカルサーバー立てているのかについて語ろうと思います。

 

きっかけ

なぜ、今回この話題について書こうかと思ったのか。

 

ちょうど今日、英語の時間が終わった後に英語の先生と少し雑談をしていました。

その先生はテック系にもそれなりに詳しく、よく話しているのですが、その時に自宅サーバーを立てていることについて話しました。

その時に、先生が言ったんです。

 

「今や個人ならクラウドだと思う...」

 

確かに、最近はサーバーシステム自体をクラウドに置き換える動きが高まってきています。

Microsoft AzureやAmazon Web Service(AWS)、Oracle Cloudに代表されるような、大手企業のクラウドサービスを各企業も採用しています。

個人なら、なおさらそのほうが楽です。

 

しかし、そんな現代になぜ敢えて自宅サーバーを運用しているのか。

今一度、その理由を見直してみようと思い、この記事を執筆することにしました。

 

大手クラウドサービスを使うメリット

現代では当たり前となりつつあるクラウドサービスですが、その利点を少し見てみようと思います。

 

・管理がしやすい

基本的にはサービスにログインさえすればそこで一元管理できます。

しかも、その端末は特に問わず、どこからでも管理できます。

 

・安定している

大企業がかなりのコストとリソースをかけて管理しているため、相当大きな障害でも起こらなければ基本的にサーバーが落ちて使い物にならない...なんてことはありません。

AWSがよく落ちているように見えますが、家庭でサーバーを稼働していればそれ以上に落ちるリスクはある上、トラブルでサーバーをやむなく落とすことも多々あります。

比較すると安定性では勝っています。

 

管理性と安定性。

どちらもサーバーとして稼働させるなら必須の条件です。

 

自宅サーバーにする理由

大企業の運営するサーバーのほうが利点が多いことは私も重々承知です。

大企業のクラウドサービスの利点を踏まえたうえで、なぜ自宅サーバーを選んでいるのか。

 

それには、こんな理由があります。

 

・回線が貧弱だから

現在私が住んでいるのは寮なのですが、お世辞にも回線状況はいいとは言えません。

最高でも上り下り100~180Mbpsが限界です。

 

「俺の回線よりも全然いいじゃねぇか!」と思われる方もいるかもしれませんが、世の中の平均的な回線スピードを見ると300~600Mbps、いい人だと1Gbpsの人もいます。

100~200Mbpsでは、5GBを超えるような大容量ファイルのアップロードにも5分以上かかってしまい、かなり遅いと感じてしまいます。

 

・用途がファイルサーバー程度だから

これが割と最大の理由かもしれません。

 

サーバーと聞くとついついWebサーバーを連想してしまいますが、ファイルを保管しておくものもれっきとした「ファイルサーバー」です。

NASなんかもこれの一種になります。

 

先ほどの回線の話にもなりますが、ファイルサーバーとして使うとなるとどうしても転送速度というものは重要になります。

この点、ローカルネットワークにファイルサーバーがあれば、かなり高速にファイル転送を行うことができます。

クラウドサービスはどうしてもインターネットを経由する都合上、転送速度が少し遅くなってしまいます。

 

また、何らかの事情でインターネットに接続できなくなってしまう状況もあります。

私の場合、寮なのでなおさらあります。

そんな場合でも、最低限ローカルネットワークさえ生きていればファイルは取り出せますし、最悪は自分でサーバーまで行ってUSBにサーバー用PCでコピーするなり、HDDぶっこぬいてくるなりして取りに行けばいいのです。

この点、障害発生時でもファイルが取り出せるというのは非常に大きいです。

 

・柔軟性があるから

自宅で管理しているということは、システムも自分で構築している場合がほとんどです。

そのため、大手のようなサービス特有の縛りが全くありません。

 

容量が足りなくなれば自分でストレージを変えればいいし、中身のOSを変えたくなったら自分で入れてテストしてみればいい。

マシン自体の構成をアップグレードしたければいつでも好きなタイミングで、好きな予算でできる。

 

クラウドサービスだと、このスペックで月々○○円、このスペックなら月々××円、このオプション付けたければ追加で△△円...と、構成を変えるにも決められた金額を支払う必要があります。

企業ならそのほうが結果的なコストは安くなるかもしれませんが、個人の、しかもそれほど大きな用途でもない使用でこれでは割高感が否めません。

さらに、その構成を変えるのにも会社側に任せなければならず、しかも構成変えるには来月からとか、下手したら後からプランは変更できないよ!なんてこともあります。

 

自宅サーバーならこの点、いつでも好きなタイミングで構成変更できます。

さらに、サーバーを落とすタイミングも自分が使用しているのですから、自分の都合のいいタイミングを選ぶことができます(Webサーバーとして公開しているのなら、サービス利用者に告知する必要はありますが)。

PCを組んだり新しく購入して、余ったパーツやメインから降格したマシンをそのまま流用する、なんてこともできます。

 

柔軟さという面では、自宅サーバーに勝るものはないと思います。

 

・勉強しやすいから

自宅にあるのですから、「あ、これやってみたい!」と思ったらすぐにできます。

しかも、大半はLinuxWindows等を使われるかと思いますので、参考記事にあるような方法でツールを導入できたりします。

クラウドサービスだと、例えばAというサービスはこの工程が必要、Bは仕様に合わせてここの設定変更が必要...と、ややこしかったりします。

PCをいじる感覚で、様々なことにトライできるのも強みです。

 

自宅サーバーの欠点

もちろん自宅サーバーにも欠点が割とそこそこあります。

 

・安定性に欠ける

いくら機材をそろえて逸般の誤家庭仕様にしたところで、基本的にベースとなるのは一般のご家庭です。

電力的な制限があったり、排熱がどうしても厳しかったりでサーバー用マシンの安定性が確保できないこともあります。

 

また、予算の都合上パーツをケチったりしないといけないこともあったり...

まぁこれに関しては、そもそも自宅でまともなスペックを用意できないほどならクラウドサービスを契約することができないと思いますが...。

サーバーはCeleron程度あれば、個人的な用途なら十分に足りますので。

 

こういった面では、大手のほうが潤沢なリソースと予算で安定性を確保できるという意味で優秀だと思います。

 

何気にそこそこコストかかる

実は意外とコストかかったりします。

マシンを稼働させるための電気代、パーツにかかる費用、その他環境整備のためにかかるコスト等々...

安定性に欠けるということは、パーツの入れ替えもそこそこの頻度で必要になることがあるという意味でもあり、決して無視できる部分ではありません。

 

ただ、これに関しても個人使用でここが無視できないならそもそもクラウドサービスすら契約できないと思ってます...

それに、前述の通り電気代もCeleron等の省電力なパーツを使用すればかなり安くなります。

CeleronPentium等はTDPが低いため、24時間稼働でもかなり電気代は抑えられると思います。個人使用ならスペックも十分です。

 

管理が少しめんどい

ネットワークに関してある程度設定しないと、出先からファイルを取り出したり、電源を操作したりすることができません。

基本的には自宅にいる時しか管理ができません。

 

特に誰かに管理されているようなネットワーク、例えば私のような寮だとルーターのポート開放等をするのはほぼ不可能です。

 

ここは、自宅で自分で契約しているネットワークなら関係ないです。

 

まとめ

...と、個人的な用途でそれほど大それた目的もなければ、自宅サーバーのほうが向いているなと改めて感じることができました。

もちろん、本格的にWebサービスを提供したり、顧客が存在するようなことを行うなら絶対クラウドサービスを使用したほうがいいです。

 

でも、個人が勉強程度とか、趣味で行うくらいなら全く必要ないと思います。

むしろ、気軽に試せて自分の都合のいいように運用ができる自宅サーバーって、個人用途ならうってつけだし、最高だと思います。

 

お前も、自宅サーバー、やってみないか...?

 

※おまけ

私がやってる自宅サーバー、実はこんなやつです。

 

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...今こう思いましたね?

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...はい、そうです。

あの広告でよく見かけるお〇がい社長!のやつを壁紙にしました()

 

それはともかくとして、

 

ノートPCでサーバーとか危ないにもほどがある!

 

と思われたかもしれません。

 

実際に「ノートPC サーバー 火事」でググると出てきます。

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これで怖気つく人も多そう。

上位に必ず出てくるサイトでこんなのがあるんですが...↓

ノートPCをサーバーにして大惨事になった話 | vps比較メモ (hotel-raj.si)

 

これはただのVPSステマです。

鵜飲みにしないでください。

 

そんな簡単に火事なるなら私今頃やってないし、こんな記事書きませんよ...()

 

そりゃ確かに掃除怠れば熱くはなるでしょうけど、そんなガチの昔のPCじゃないんだから...

熱くなりすぎたら勝手に落ちます。

私のサーバーも、以前異常に熱くなって安全装置で強制終了させられました。

 

ノートPCでもサーバーは安全にできます。

ただ、だからと言ってメンテを怠っていいわけではなく、通常のPCと同様に掃除等はしっかりしてあげてください。

 

Twitterとかで「このネットブックでサーバーやってる!」と言うとしつこいレベルでこれ言われるので一応書きました。

 

 

この記事は以上です。

ノリと勢いで書いたので一部おかしいかもしれませんが、気にしないでください()

 

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さとくん