果たしてWindows 11は10から進化しているのだろうか?
A. してます。
~完~
...これじゃ面白くないので、どうしてこんな考えに至ったのかという点も踏まえて記事を書いていこうと思います。
どうしてこのように考えたのか?
Windows 11はご存じの通り2021年10月にリリースされた現状最新OSです。
TPM2.0、Secure Boot、UEFI、Intel Coreシリーズ 第8世代以降 or AMD Ryzen Zen+以降が必須となり、みんな必死に抜け穴探して無理やり古いのに入れてる必然的に機器更新が必要となったOSなわけですが、実は10とそんなに変わらない点も多くあります。
変わらない点はいくつかありますが、一番進化してるのか怪しいと考えたときに真っ先に思いつくのが内部バージョンです。
今ではあまりWindows NTという言い方はしないし、Microsoftもあんまりその言い方は好んでませんが、現在に至るまでメインストリームのWindowsはNT系列の流れを汲んでいます。
かつてはMS-DOSからWindows Meまでの所謂9x系とその直属、Windows NT 3.1から続くNT系で分かれていましたが、XP以降NT系に一本化されています。
Windows VistaでMinWinという仕組みを作り、実質的なカーネルの呼び方はそれが正しいかと思いますが、一応NTの流れは汲んでいるので私は今でもNT系として扱っています。
そしてこれが割と大きく関係しています。
まずはこの一覧をご覧ください。
・Windows XP:NT5.1
・Windows Vista:NT6.0
・Windows 7:NT6.1
・Windows 8:NT6.2
・Windows 8.1:NT6.3
・Windows 10:NT10.0
・Windows 11:NT10.0
詳しい方ならわかると思います。これはWindowsの内部バージョンです。
コマンドプロンプトを開くと一番わかりやすいですね。
そしてWindowsのバージョンが上がるごとに内部バージョンも上がっています。
...と思いますよね?
よくご覧ください。
...
・Windows 10:NT10.0
・Windows 11:NT10.0
そうです。
10と11は内部バージョンが全く同じなのです。
つまるところ、本質的な(カーネルレベルでの)違いはほとんどないということです。
8→8.1ですら内部バージョンは一つ上がっています。
しかし10→11では変わっていません。
ここから察するに、11は見た目を大幅に変えた10ということができます。
そしてこの理論は半分正解であり、半分間違いです。
確かにWindows 11は10の要素を多く残しています。
例えばパスワードバイパスで有名なsethc.exe置き換えでwinlogon.exe上にcmdを召喚し、explorerを立ち上げるとあら不思議。Windows 10のタスクバーが出てきてしまいます(22H2正式版では未検証)。
さらに言えば、ファイルマネージャーとしてのExplorerもまだ10の要素が残っています。
コントロールパネルを開き、アドレスバーで適当なファイルパスを指定するとWindows 10時代のリボンのままのエクスプローラーウィンドウが出てきます。
これはシステムとして見た目を変えるパッチをあてるよう指定しており、それによってExplorerの見た目を変更しているからです。
そのキーを無効にする(実際にはそのパッチをブロックするようなキーを追加する)と、完全にWindows 10時代のエクスプローラーウィンドウに置き換わります。
一方、ドライバの書き方が変わったり(昨年のMicrosoft Build 2022でお話を聞きました)、Intel 第12世代 Alder lake以降のP-Core/E-Core(所謂big.LITTLE構造)の扱いに最適化されたりと、10と単純に変わっていないと言うのも早計です。
しかし、私としてはやはり内部バージョンが変わっていないこと、そしてUIもところどころ(それも広い範囲で)10の要素を残しているということで、進化をしていないと考えてしまいます。
さらに言えば、Windows 10 64bitが快適に動く環境であれば比較的サクサクと動いてしまうこと(非公式環境としてインストールしてもCore 2 Duo以降、理想としてはSandy Bridge以降)をみると尚変わらないじゃないかと思ってしまいます。
余談
NT10.0から変わっていないWindows 11ですが、これはNT10.0があまりにも素晴らしいカーネルだからだと思います。
これに関しては詳細な説明は難しいですが、Windows 10登場の際から言われていたことでした。
詳細は毎度人に話すたびにお勧めしているmegumi sakaueさんの動画がありますので掲載させていただきます(時間指定を入れています)。
megumiさんの話している通り、当初からNT10.0は完成度の高い、素晴らしいカーネルとしてリリースされました。
しかし、当時不評だったMetro(Modern UI)の部分的な続投、さらに話していませんが当時話題になった強制アップグレードにより、10は意外と叩かれてしまっていたのでした...。
Windows 10のリリースから8年目を迎える2023年。
見てみれば次期バージョンのWindows 11にも同じカーネルが採用されています。
さすがに8年も経つと細かいところは変わっていますが、根本は変わりません。
NT10.0の特徴として、その安定性にあると考えられます。
「いやいや、どう見てもトラブルとか多いじゃないか」と思うかもしれませんが、カーネルレベルでは非常に安定しています。
というより、一昔前ではやったらほとんど再インストールコースだったことを今では平気にできます。
Windows Updateの再起動中に電源落としても大半は何事もなく復帰しますし、全く異なる構成に入れ替えても普通に起動してきてそれなりに使えてしまいますし、一昔前と比べて障害耐性は格段に上がっています。
これだけ安定していてかつ普及しているカーネルならば、Microsoftとしてもあまり大きな変更を加えずにずっと維持したいと思うでしょう。
私自身知見が豊富な方ではないので説明は難しいですが、NT10.0のすばらしさはわかる人にはわかると思います。
もし今後Windows 12が出るとしても、ベースはNT10.0になるか、もしくはNT10.0をベースに改良を加えたものになると思います。
まとめられないまとめ
Windowsは割と一部からたたかれたり、一般人からも文句を言われることの多いOSですが、非常に素晴らしいOSです。
想像してみてください。
Windows 11では東方紅魔郷(2000年ごろリリース)がプレイできます。
果たして同じようなことがLinuxやmacOSで可能でしょうか?
個人的な感想ですが、UNIX系で古いソフトウェアを動かすと動かないか、もしくは非常に不安定な状態になってしまいます。
一方、Windowsでは下手するとWindows 95時代のソフトウェアやドライバも動いてしまいます(設定にもよりますが...)。
これはOSとしてみるととんでもないことだとわかります。
この圧倒的互換性、障害耐性、安定性こそがWindowsが世界中で使われる一因となっていると私は思います。
私は過去にmacOSも、Linuxの様々なディストリビューションも触ってきていますが、ここまで後方互換の強いOSは見たことがありません。
話が脱線しましたが、Windowsは進化をしていないように見えて、実際にそうかもしれないけど、でも細かいところで大事な進化をしている。
そんなところではないのかなと思いました。
今回は取り留めのなさすぎる文章でした。
以上です。
さとくん
ThinkPad X280を約半年間使用しての感想
あけおめことよろ。
ThinkPad X280のおそらく最下位モデルを購入し、実際に大学や旅の時に持ち出して使用し始めてからおよそ半年経過しました。
いろいろといい面、悪い面見えてきましたのでまとめておきます。
おさらい
・どこで買ったの?→PCコンフル 秋葉原4号店。
・いくらで買ったの?→当時の末端価格29,800円。
・スペックは?→Core i3-8130U、4GBメモリ。
・どこか弄った?→フルHD液晶化、SSDをM.2 SATA 128GBからNVMe 500GBへ。
・致命的な不具合は?→今のところない。
お急ぎの方用
・割といい機種です。
・スペック控えめだけどレポートとかネット見るくらいならまずまずかな。
・薄くて軽いんでよく持ち歩いてます。
・メモリ4GBだけがつらいっす。
以下暇人用です。
良かった点。
・薄型軽量
X280の最大のポイント、それは薄さにあると思ってます。
従来機種のX260等と比較すると一目瞭然です。
一般的な単行本と比較してもこの通り。
メモリスロットが廃止されてオンボードになったり、2.5インチSSDからM.2になったりと拡張性はなくなりましたが、その代わりものすごく薄くなっています。
どうしてもノートPCという立場上持ち歩くことが多いわけですが、これに関しては持ち歩くのもあまり苦になりません。
第8世代プロセッサ搭載
Windows 11からはセキュリティの観点(主にSpectre、Meltdown対策)でIntel 第8世代、AMD Zen2以降が必須条件になりました。
X280は名前の通り(ThinkPadシリーズでは3桁の数字のうち百の位が画面サイズ、十の位が搭載プロセッサの世代を表しています)Intel 第8世代プロセッサを搭載しています。これにより、より高いセキュリティはもちろん、最近の処理で求められるような拡張命令にも対応しています。
X280は2018年発売とやや古い機種ではありますが、このおかげでまだまだ使えるモデルとなっています。
...簡単に言えばWindows 11をゴニョらなくても入れられるっつーことです!!
USB Type-C給電に対応
何気にこれは大きいです。
昨今大容量なモバイルバッテリーが多数登場し、USB Type-CポートからPD(Power Delivery)経由での充電も珍しくなくなりました。そのような中で、ノートPCのためだけにACアダプタを持っていくのは面倒です。
そこでUSB Type-C給電に対応したX280であれば持っていくケーブルを減らすことができます。泊りがけでなければ私もモバイルバッテリーとUSB Type-Cケーブルだけで外へ出ることも良くあります。
私はあまり使いませんが、Thunderbolt 3に対応したポートもついているので画面出力等もUSB Type-C経由で可能です。
...ちなみに私の場合逆にX280のACアダプタだけを持っていき、もしX280のバッテリーが残っていればスマホにACアダプタを刺してPD充電することをよくやっていますw
キーボードが打ちやすい
ノートあるあるですが、薄型化を追求するあまりキーボードペチペチ勢が意外といます。最近は改善してるようですが某A社とか某A社とか...
ThinkPadはキーストロークがそれなりに深く設計されており、さらにキーピッチも意外と広めにとられています。
こうしてブログを書く時も割と打ちやすいなと感じます。
レポートなんかは長文を書くことも多いので、キーボードが打ちやすいのは学生には特に重要なポイントですね。
悪かった点
正直最下位モデルを買ったせいが大半です。
メモリが足りない
最下位モデルにケチった弊害です。
4GBはさすがにWindows 11には足らんぜよ。
...とはいえNVMe SSDにしてるからかスワップ発生してもあまり不快ではないし、そもそもWindowsはメモリ圧縮が優秀なので割とどうにかはなっちゃったり。
CPUパワーが少し足りないかも...
言うほど気にすることでもないんですが、それでも少し不足は否めないなぁという印象。
普段せいぜいレポート書いたりネット見る程度なんで気にはならないんですけど、特にネット見るときにふとしたタイミングで処理がもたついたりするんですよね。
まぁ基本的にパワーが必要な作業は全部母艦マシンにRDPして丸投げしてるんでいいんですけど、欲を言えばもう少し欲しいなぁという印象です。
まぁ悪い点に関しては最下位モデルのせいであり、最初からi5-8250U/8GBモデル買えば解決なんですけどね。
総評。
不満はいくつかありますが、個人的には悪くないと感じてます。
正直これ以上パワーがあっても持て余すし、それはそれでもったいないです。
安いもんを買ったんだからそれなりの性能、として割り切ると出先用マシンとしては非常に優秀な薄型軽量ノートでした。
実際8月以降MacBook Pro買ったり他いろいろノート買ってますけど、MacBook Proに関しては売っちゃったし(これは金がなかったせい)ほかのノートはあんま使ってません。
なんだかんだ最近買ったノートでは一番頻繁に使うし、(稼働時間的に)一番長く使ってると思います。
よく「余裕持たせて早く処理進めよう」と言われますが、それならそれは母艦のRyzen 5 3500のデスクトップにRDPして丸投げで全部やらせちゃうんですよね。
だから個人的な使い方だと全く出先用ノートにコストをかける気にならない。
最低限セキュリティ面としてWindows 11公式対応していて、文書やEdgeがイラつくほど遅いわけでもない動作をしてくれれば十分です。
そういった面では、X280は安くなってるし十分使えるノートとしてはいいと思います。
ただ、やはり性能が上の新しめのやつを見るとほしくなっちゃうのがガジェット好きの性というもの。
ほかのノートほしいなぁとは思いつつも、金欠だしX280の現状でも困ってはいないしなぁということで買い替えタイミングを見失ってます。
簡潔にまとめるなら「それなりに使えて安い最低保証ライン」がこのX280(i3/4GBモデル)だと思います。
いつ買い替えになるかわからないし、もしかしたらそれは今年かもしれないけど、それまでは大切に使うと同時にどこまでも連れ出していこうと思います。
今日はここまで。
さとくん
2022年、ゆく端末、来る端末。
9月終わりごろに実は紹介していないけど持っている端末たち。 - さとくんの雑記帳なんて記事を書いたが、あれから手放したり逆に入手したりした端末が出てきたので、1年の振り返りも兼ねて紹介。
いきなりの余談
管理のためにExcelシートで約2年前から手持ち端末管理してます。
ゆく端末
残念ながら手放してしまった端末たち。
上のExcelシートで黄色の中がそれである。
Huawei P20 lite HWV32
カスタムROMで一番遊んだ端末。GSI実験に使っていたが、いよいよAndroid 13で動作が重くなってきて実験が困難になった&とあるプロジェクトで開発を行っているが、Huaweiは特殊すぎてテストには使用できなかった。
フォロワーさんにプレゼントであげた。
Galaxy S SC-02B
コレクションのために購入したが、GMSもログインできずほぼ使用不可。
さらに言えばカスタムROMでも動作がもっさりしていた。
たまたまほしいというフォロワーがいたため売却。
Xperia 5 Ⅱ XQ-AS42
憧れの機種で手に入れたと言っていた機種。
やはりXZ1世代までと比較すると、明らかに専門性が高すぎて常人には使いこなせなかった。また、意外とカメラが暗所に弱く、Pixelと比較するとどうも粗が目立ってしまった。
メルカリにて売却。
Nexus 7 2012 Wi-Fi
カスタムROM実験目的兼動画視聴用目的のアレ。
動作が重すぎて、結局使わず下敷きになっていることが多かったため売却。
LG Style 3 L-41A
フォロワーさんからいただいた端末。
845搭載で廉価な端末として有名な機種だった。しかし、LGのチューニングのせいか、タッチ追従がやや追いつかないように見えた。
ソフトウェア問題はともかく、スマホが増えすぎたため断捨離で別のフォロワーさんにあげた。
来る端末
断捨離で減らしたはずなのにまた増やしてしまってる...!?
arrows 5G F-51A
ついにarrowsに進出。
Xperia 5 Ⅱの入れ替えで購入。主にミリ波用...のはずだが1日しか遊んでいない()
主にゲーム用途の端末となっている。あと一応電波測定用。
フォロワーさん談によれば冷却機構の欠陥で5G通信を特に夏場に多く行うとRF(通信チップ)が死んでしまうらしい。
arrows NX F-02H
フォロワーさんから購入。
フォロワーさんがどうしてもarrowsの魅力を布教したいとのことだったのでそれならばと購入。悪くない。
AQUOS R2 706SH
フォロワーさんから購入。
背面バッキバキ。でも幾三IGZOのなめらかハイスピード液晶による約120Hz駆動はすごい。タッチ感覚はAQUOS特有で特にスクロールが気持ち悪い。
iPhone 5s
お前またかよと思われそうだがこれはただの5sではない。
基本的にiOSは特例がない限りはOSをダウングレードできないため、古いOSは貴重である(5sの場合はcheckm8で10.3.3へのダウングレードが可能)。
Xperia XZ1 Compact G8441
お前(以下略)
フォロワーさんから購入。めっちゃきれい。
これでBlack、Horizon Blue、そして今回のWhite Silverと来たので、このまま全色コンプ目指したい。
Fire HD 8 Plus
ブラックフライデーで安かったんで...()
Nexus 7の置き換えで時計兼動画視聴用。悪くない。
結局
断捨離のつもりで金もないからって手放したはずなのにさらに増やしてしまって気づけば再び手持ち30台の世界...
どうやら私の場合、放っておいてもスマホが増えてしまう病気のようだ。
まぁコレクションは楽しいので今後もぼちぼちと集めていきたい。
いじょ。
さとくん
Let's noteも語りたい。
先日ThinkPadについて語ったばかりですが、今回はLet's noteについて。
Let's noteとの出会い
私は中学のころから親にdynabookを与えられてはいましたが、当時はまだ自由にいじれるものではなくあくまで半分借り物のような状態でした。
そんな高校1年生の時、初めてバイトをして買ったのがLet's noteでした。
当時のフォロワーさんにかなりの破格で譲っていただいたものになります。
そのLet's noteというのがこちら。
CF-W8という機種でした。
当時5000円ほどで譲っていただいたものになります。
スペックは以下。
Intel Core 2 Duo U9400 @ 1.4GHz
DDR2 4GB
DVDドライブ搭載。
Wi-Fiなし
この子はなんだかんだかなり長い間お世話になっていました。
旅先に行くときには必ず持って行ってたし、Windows 10 Insider Previewの実験台にも、そしてUbuntu含む数多くのLinuxの実験台になってくれたり、高校1年の間のPC生活には常にこいつがいました。
そして現在でもたまに引っ張り出しては使っていたりします。
あと大学入って最初のほうは自宅サーバー代わりにもなってくれていました。
Let's noteに沼る。
こうして初めてまともに自分で所有したノートPCがLet's noteとなったわけですが、実際かなり気に入ってしまいました。
いいポイントは後で語るとして、個人的に使っていてとてもいい機種だと感じました。
そんな中、ある日突然CF-SX2を貰います(過去記事掲載済み)。
CF-SX2はわずか1か月ほどで自分の不注意で起動不可能となってしまいましたが、個人的にはかなり気に入った機体でした。
CF-SX2のスペックは以下。
DDR3 8GB
128GB SSD
DVDスーパーマルチドライブ搭載
超低電圧版Core 2 Duoから大幅にスペックアップし、Bluetoothにも対応。
この子もまた、旅先に持ち歩いたりしていました。
...が、ある時Hackintoshをしようとして改造BIOSをいじった瞬間...二度と起動しなくなりましたorz
とはいえ、CF-SX2はすごく気に入った機体で、私のLet's note好きをさらに加速してくれた機体でした。
Let's noteの特筆すべきいいところ
・堅牢性
ThinkPadでも堅牢性はすごいといいましたが、Let's noteはそれらとは一線を画したものになっています。
ThinkPadは初代モデルでの反省で堅牢性を高めていますが、Let's noteは開発初期段階から堅牢性を持っています。そしてこの堅牢性は、現場の声を聞き現在でもさらに高められています。
Let's noteを開発・製造しているPanasonicは、あのTOUGHBOOKも製造しています。
TOUGHBOOKといえば常識離れした堅牢性を持つPCとして有名ですが、そのノウハウはLet's noteにも受け継がれています。
さすがに防水性能まではありませんが、落下しても大丈夫なように設計されており、公式でも実際の試験映像を公開しています。この落下試験は30cmからの26方向の落下(面落下、側面の落下、斜め方向の落下等)や、76cm(デスクを想定)からの落下を想定したものになっており、万が一の際も安心です。
事実、私自身もLet's noteをメインで使用していた際には何回かヘビーに落下させてしまったことがありますが、いずれの場合も壊れたりはしませんでした。
また、ヒンジの耐久性についてもテストされており、経年劣化したノートPCにありがちなヒンジの劣化によって画面がすぐ倒れてしまう、といったことはありません。
私もこの記事を書いている前日にCF-W8(2009年発売)を使用していましたが、ヒンジが弱っているようなことは全くなく、開ける際にもしっかり適度な抵抗感がありました。
さらに圧力が加わってしまった際のことも考えられており、Panasonicでは100kgfの加圧試験を行っています。これは主に満員電車を想定しているそうですが、私の住んでいるところは田舎なのでそんなものはありません()
ですが、うっかりPCの上に気づかずに座ってしまうことはあり、この場合でも壊れてしまうことはありませんでした。
Let's noteの天板はとても特徴的で、まるで車のボンネットのような形状をしています。これが圧力をうまく分散させるための構造となっており、壊れにくくなっています。さらに、この構造は先ほどの落下時の衝撃分散にも役に立っています。
・キーボード
Let's noteのキーボードはかなりこだわられています。
初期のほうはそれほど特色のないキーボードでしたが、2010年ごろから所謂リーフ型キーボードというものが採用されています。これは名前の通り、キーが葉っぱのような形になっているものです。
この形の利点として、明らかに指がキーに引っ掛かりにくくなっています。そのため、大量の文字を打つような場面でもミスタイプが少なくなるようになっています。
さらに、ThinkPad同様キーストロークも比較的深めに設定されています。個人的な感想ですが、やはりキーボードのキーストロークはある程度深さがないと厳しいものがあるなぁと感じています。
また、ここにも堅牢性が備わっており、Panasonic内では打鍵試験として長時間ひたすらにキーを打ち続けるという試験もされています。
・豊富な拡張性
Let's noteは他のPCよりも圧倒的な拡張性に優れています。
現在ではあまり使われないVGA端子や、通常サイズのUSBポート、LANポートにHDMIポート等、昨今のPCでは省かれがちな端子もしっかり備えています。
今時あまりVGA端子を使うことはないかもしれませんが、プレゼン等で古いプロジェクターしか用意していない場所もあったりします。その際にとても役に立ちます。
こうした後方互換も確保しつつ、いち早くノートPCでPDに対応したりと、先進的な端子にも対応しているのも特徴です。
・堅牢性を確保しつつ軽量
これだけ堅牢性を確保していると、どうしてもやや重くなってしまうものですが、なんとモデルによっては1kgを切っているものも存在します。
いくら頑丈でも重ければ持ち運びたくはないものですが、これであれば持ち歩くのにも便利で気兼ねなく使うことができます。
・真の「日本製」
国内メーカーでも日本製を謡うものがありますが、それらは「設計だけは日本」だったり、「最後の検査は日本」だったりと、最初から最後までは日本国内で行っていません。
ですが、Let's noteに関しては設計から製造、検査、そして修理までも日本国内、Panasonic神戸工場にて行われています。
信頼性でいえばLet's noteの右に出るものはありません。
現場に最適なLet's note
Let's noteはこうした頑丈性やキーボード等、現場の声に寄り添った製品開発をされていますが、その信頼性は多数の方面で生かされています。
例えば、記者会見の際に記者席を見てみてください。
多数の記者がLet's noteを使っているのがわかると思います。
これはキーボードの形や打ちやすさにこだわっているからこそ、そして移動中でも記事を書かなければならない中で堅牢性にこだわっているからこそ選ばれているのです。
さらに、仕事をする人の中でもLet's noteは意外と選ばれていたりします。
特に企業でまとめて導入するパターンが多く、中古市場ではそうしてリース落ち品が出回っています。
外回りの営業などで頑丈なものが選ばれる中、Let's noteはそうした用途では最適です。
まとめ
Let's noteははっきり言って高いです。
コストパフォーマンスで見たら最悪です。
それでも買う人たちがいます。
なぜか。
Let's noteならではの現場の声に寄り添った様々な特徴があるからです。
そして、設計からアフターサービスに至るまでをすべて日本国内で行い、幾回も厳しい試験を繰り返しています。
ここまでこだわっているPCは、Let's note以外ありません。
私自身、前回の記事でThinkPad信者になったといいましたが、今でも選べるならぜひLet's noteを選びたいです。
それだけこだわられているからこそ、現場で多くの方に選ばれているのだと思います。
価格は高いですが、その代わりそこに見合うだけのこだわりと信頼性を兼ね備えたものがLet's noteなのです。
私は残念ながらそこまで出せないのでLet's noteを今後選ぶ際はどうしても中古品になるか、もしくは他機種になるとは思いますが、今でも大好きです。
一応お約束として補足しますが、他機種を貶める意図はなく、それぞれの機種ならではの個性が好きだということは頭に入れていただきたいと思います、
今回はLet's noteの記事であるため、このような感じになっています。でも実際、今でもLet's noteはめちゃくちゃ欲しいです。
とてつもなく長い文章になってしまいましたが、私が初めて自分で購入して寄り添ったノートPCであるLet's noteの魅力が、少しでも多くの人に届けばいいなと思います。
以上戯言。
さとくん
ThinkPadを、語りたい。
こんにちは。
ThinkPad X280を手に入れて以来すっかりThinkPadファンのさとくんです。
今回は、この素晴らしきThinkPadについて紹介したいと思います。
実は...
めちゃくちゃベタ褒め記事書いてますが、つい数ヶ月前までThinkPadアンチでした。
理由は至極簡単。中華企業だからってところでした。
Lenovoって割と悪い噂を聞いてばかりで、「サポート体制は最悪」だったり、「BIOSレベルでスパイウェアを入れている」だったりと、あまりいい噂を聞きませんでした。
それに、もともと私自身が中華系アンチだった、というのもありました。
ですが、やはり聞いてみると最近のThinkPadはスパイウェアが入ってなくて、実際に検知されなかったよ~っていう報告を聞いたり、単純にThinkPadの製品としての魅力だったりといいことも多いようでした。
それに、私は以前までレッツノート信者だったのですが、レッツノートっていかんせん中古ですら高いんですよね。
頑丈さはいいけれども、あまりに高すぎるのは単純に破産してしまいます。
それならば同じ頑丈でも、比較的市場に出回っていてかつ安いThinkPadのほうがええやん、ということで秋葉原で安売りされていたのもあり、ThinkPadデビューしてみることにしました。
中華のようで中華ではないThinkPad
見出しが意味不明に見えますが、間違ってはいないんです。
ThinkPadは旧IBM時代に、日本人によって生み出されました(詳しくはThinkPad 700cで検索!)。
以来、PC部門がLenovoに移管されてからもThinkPadだけは日本の大和研究所というところで開発されています。
現在のサイトマネージャーさんは2002年にIBMに入社され、以降Lenovoに移管されても開発に携わってきた方になっています。
詳細はググっていただいたほうがわかりやすいですが、様々なインタビュー記事を読んで思ってみた総評は、
「今も昔もThinkPadの製品コンセプトそのものは変わらないんだな。」
ということでした。
確かに、サポート体制はLenovoに移管されてから悪くなっているらしいですし、それ以外でも粗が目立つ点があります。
しかし、ThinkPad初期からの堅牢性、Trackpoint含む入力デバイスの操作性など、昔からの伝統はしっかり受け継がれています。
ここで、私が思うThinkPadの良さ、といったところを紹介したいと思います。
私の思うThinkPadの良さ
・キーボード
ノートPCでは薄型化がトレンドとなっており、もちろんこれはThinkPadでも変わりません。
ですが、薄型を重視しすぎることはキーボードの感触にも影響を与えます。
例えば某A社のPCではあまりにも追求しすぎた結果、ぺちぺちとした感触になってしまいました。これは後に戻されましたが、個人的にはやはり打ちづらいなと感じました。
これでも昔よりは浅くなっているそうですが、ノートPCにしては非常にしっかりとした打鍵感となっています。
だからと言ってキーストロークが重すぎることもなく、こうしてブログ記事を書いていてもあまり疲れません。
・頑丈さ
昨今では薄型化がトレンドとなっていますが、そうしたPCは基本的に壊れやすくなっています。
例外的に薄くしてさらに堅牢性も兼ね備えているdynabookとかいう変態もいますが、基本的には薄型化と頑丈さはトレードオフになっています。
一方で、ThinkPadは開発初期の方の段階から堅牢性をコンセプトに開発されています。
というのも、初代ThinkPad 700cにてある顧客から修理の依頼が来た際、その状態に当時の大和研究所メンバー一同が驚いた、ということがあったためです。
当時のThinkPadは現代換算でとんでもないほどの価格のものだったのに、意外と大切に扱われないということに衝撃を受けたそうな。
※参考リンク↓
Lenovo品質だから壊れやすいんじゃないの、と思われるかもしれませんが、ThinkPadに限ってはちょっとやそっとで壊れたという報告をあまり聞きません(当社調べ)。
むしろ外に持ち出してハードに使う人は多いですし、実際私も扱いはそんなに丁寧ではないほうです(笑)。
さらに言えば、ThinkPadは比較的初期の方からスペースシャトルや宇宙ステーションで使われているという実績があります。
宇宙というのは地球以上に条件は過酷ですが、それでも使われ続けているというあたり、信頼性がかなりあるものだとわかります。
みんな口をそろえて赤ポチは使いやすいといいますが、これは本当に使ってみればわかると思います。
私自身、初見で触ったときはタッチパッドほどの操作感でないことに違和感を覚え、これのどこが使いやすいんだ?と首をひねっていました。
しかし、それでもひとまずは使ってみようと思い使ってみると、もう手放せないものになりました。
私自身、家で仕事や学校のことを持ち込まないプライベート専用機でMacBook Pro 13-inch 2018を使用しているのですが、たまにThinkPadの癖で赤ポチのある所に指を置いてしまい、虚無をぐりぐりしようとしてしまうことがあります(笑)。
それくらい、ThinkPadの目玉であり魅力的なものが、このTrackpoint、通称赤ポチなのです。
赤ポチ自体、ThinkPad 700cからあるものなんですよね。
かつての7段キーボードが廃止されたり、タッチパッドがつくようになったり、分解性が昔よりなくなっていったりしている中で、これだけはずっと残り続けている貴重な個性です。
・意外と軽い
世の中1kg切っているようなノートPCが増えてきて、あの例の変態dynabookですら1kg切りかつMIL Specとかいう頭おかしいことしていますが、それでもこの頑丈な機体で1.0~1.1kg程度というのは頑張っていると思います。
私は現在X280をメインで使用していますが、1.1kgとは思えないほど軽いです。
バッテリーも別に死ぬほど持たないわけではないし(私のは劣化しているためかやや減りが早い気がしないでもないけど)、軽さと堅牢性、バッテリー駆動時間を両立させられているのはすごいと思います。
ThinkPadのすごさ
いい点の中でも言いましたが、ThinkPadに関して特筆すべき点は、宇宙でも使用されているという点だと思います。
私、昔はかなり宇宙に興味があり、つくばのJAXAに行ったりしていました。
宇宙ステーションの実際の構造を再現したスペースもありましたが、そこに置かれていたのはThinkPad。
そして実際に宇宙ステーションでの写真や生中継等を見ても、ThinkPadが映り込んでいることがよくあります。
逆に言えば、ほかのPCは宇宙で使われていません(当社調べ)。
ThinkPadだからできる、NASAやJAXAも認めるほどの信頼性を持っているのだなぁとあらためて実感します。
勘違いしてほしくないけど
私自身は特段ほかのPCを貶めたい、劣っている、などと強く批判するつもりはありません。
事実、私自身今でもレッツノートやdynabook、MacBookなども所持していますし、それぞれのモデルにそれぞれの個性がありますし、さらに言えばMacBook以外に関してはかつて熱狂的な信者だったこともあります。
私はどのモデルの個性も大好きです。
でも人間ですから、どれかを贔屓してしまいたくなるのは当然です。
そういった気持ちの下、今回の記事を執筆しています。
どうか気分を悪くなさらないようにしていただければ幸いです。
まとめ
ThinkPad X280を秋葉原で買って以来、すっかりThinkPadの虜になってしまいました。
あの出会いはたぶん運命だったと思います。
現行のThinkPadはやや高いですが、少し頑張ってでも次もThinkPadを買おうと思ってます。
以上戯言。
読んでくれてありがとうございました。
さとくん
出先マシンをThinkPad X280に変えた話。
おはこんばんにちは。
さとくんです。
最近更新をさぼっているわけですが、主にたぶん誰も読んでへんやろっていうのと、めんどいからっていう理由でさぼってます()
そんなわけですが、今回は久々にまともにレビュー的なことということで現在外出用マシンとして使用しているThinkPad X280について紹介したいと思います。
マシンについて
・CPU: Intel Core i3-8130U @ 2.20GHz
・メモリ: DDR4 4GB
・ストレージ: 128GB M.2 SATA
・液晶パネル: 1366×768 TNパネル
・重量: 約1.26kg
・サイズ: 307.7 x 209.8 x 17.8mm
・OS: Windows 10 Pro
※購入当初のスペックになります。
このマシンとの出会い
というわけで私にしては珍しく(?)比較的新しめの第8世代マシンを手に入れてしまったわけですが、これまた出会い方もすごくラッキーなものでした。
8月半ば頃ですが、実に約3~4年ぶりに東京に遊びに行きました。
そして秋葉原を拠点にして(というよりほとんどアキバで遊んでた)いろいろ回っていたのですが、回っている途中でフラッととあるPC屋さんに立ち寄ったんですね。
そのお店というのがこちら。
路地オモテのイオシスさん近くのPCコンフル 4号店さんです。
秋葉原には本店含むこの近辺に3か所ほどコンフルさんがあるのですが、4号店のコンフルさんは特にお値打ちなPCがずらっと並んでいる印象でした。
実は私、当時Windows 11に対応したノートPCを持っていなかったんです。
というのも、当時の陣営だとMacBook 12-inch 2017が一番新しかったのですが、MacBookって全モデルWindows 11非対応なんですよね。
なので大学で使うために無理やりBoot CampにWindows 11入れていたのですが、まぁ熱いのなんの...
Boot Camp用にドライバが公開されているとはいえ、やはりMacはMac。Windowsに最適化されているわけもなく、使いづらかった。
そんなわけで、「アキバで第8世代以降が運よく安く仕入れられたりしないかな~」なんて思っていたわけです。
てことで一通り物色していました。
コンフルの店員さんは非常にやさしい方たちで、物色しているとそれとなく近寄ってきておすすめの機種なんかを紹介してくれました。
店内を見ると、やっぱり第7世代以前は非常に安く売られていました。Windows 11の公式対応から外れただけあり、おそらく需要が下がってしまっているんでしょうね...
しかし私の欲しいのは第8世代以降。Windows 11に公式対応していなければなりません。
こちらはやはり需要が大きいためか、明らかに第7世代以前よりも値段あ高くなっていました。
半ばあきらめかけていたところ、目に飛び込んできた文字。
「Lenovo ThinkPad X280 29,800円」
...ん??
「ThinkPad X280 29,800円」
ん゙?゙?゙?゙
第8世代が30,000円切りだと????
...
...
...はい。
即決してしまいました。
Macメインにしていましたが、やっぱりWindowsのほうが私に合っていた。
安価でいい機種に出会えてよかったです。
さっそく改造
そんなわけで入手したX280ですが...
・ストレージが128GB
・液晶パネルがTN&1366×768
・メモリが4GB
という不満点がありました。
このうち、メモリが4GBな点に関してはオンボードのためどうすることもできません。
(X260みたいに増設させてほしかった...)
ここは外用でそんなに負荷のかかることもしないし、SSDなのでスワップが発生してもある程度は賄えると信じてあきらめることにしました。
ですが、液晶パネルとストレージはどうにかすることができます。
というわけで、せっかく安価に入手したのですが+1.5万円ほどかけて液晶パネルとSSDを発注しました。
そして...
解像度も上がったうえ、発色と視野角も明らかに変わりました。
※光沢感があるのはフィルムによるものです。実際は非光沢です。
そしてクローンソフトを使って今回購入した500GBのSSDにクローン。
この手の作業も慣れたもんです。
今回もすんなり起動するかと思いきや...まさかのブルースクリーン。
メッセージ内容は「INACCESSIBLE BOOT DEVICE」
でもご安心ください。これ意外とあるあるみたいです。
詳しくはこの記事を見ていただきたいのですが↓
私もこの通りセーフモードで立ち上げたら、何事もなかったかのように起動できました。
というわけで、一通り快適に使うためにスペックアップするべきところはスペックアップすることができました。
しばらく使ってみて
というわけで、記事執筆時点で約1か月半程度使用しました。
この間にも外に出て使用する機会があり、それなりに使い込んだのでいくつかよかったポイント、悪かったポイントを紹介します。
よかったポイント
・軽い
重量1.2kg程度というスペックを見ると、現代の軽量な部類のノートPCに比べてそれほど軽くないように見えます。
しかし、12.5インチノートで筐体サイズを考えると、軽いほうだといえます。
これは実際に持ってもらったほうが感じやすいのですが、私自身が初めて持った時g感想が「軽っ!?」でした。
・意外とバッテリー持つ
私の購入したものは中古品なのでやや劣化がありますが、80%→30%でおよそ4時間程度でした。
「いやいや持たねぇじゃねぇか」って思うかもしれませんが、これは輝度最大でWi-Fi・Bluetooth両方入れてかつ、ブラウザでいくつかタブを開いている状態です。
これまでこの条件では、せいぜい1~2時間程度しか持たないマシンが多かった(劣化バッテリーの中古PC使ってたのはある)ので、かなり持つほうだなぁと思いました。
・Core i3でも意外に動く
用途を絞っているとはいえ、想像以上にCore i3って動くんだなって感じました。
・排熱がうまい
日常の軽い作業なら全然発熱しません。
記事執筆時点でもこんなもんです。
さすが低電圧版CPU。
悪かった点
・メモリが4GB (増設不可)
価格をケチった弊害でもありますが、さすがに今どき4GBはきつい...
しかも増設不可能なので後からどうこう、ってのが難しいんですよね。
Edgeで数タブ開いて記事を書いているだけでこんなにメモリを食います。
ここだけは本当に失敗したポイント。
...悪いところが本当にメモリ以外思いつきません()
まとめ
今回は、2022年にWindows 11公式対応を間に合わせるために購入したThinkPad X280のご紹介でした。
実は人生初のThinkPadなんですが、非常に素晴らしい機種です。
少し余談にはなってしまいますが、実は私これまでThinkPadを敬遠していました。
Lenovoってこれまでいくつかやらかしてきているし、中華企業っていうのに少し抵抗を感じていました。
ですが、これまで好きだったレッツノートはやはり非常に高いこと、フォロワーさんでもThinkPad使いが多いこと、そして調べてみたらここ数年はやらかしらしいやらかしをしていないことを鑑みて、思い切ってThinkPadデビューしてみました。
やはり百聞は一見に如かずという言葉通り、非常にいい機種だなぁと感じました。
そしてThinkPad好きになってしまいました...笑
現在、私の手元にはフォロワーさんから買ったThinkPad L540とこのX280と、2台のThinkPadがあります。
ThinkPadは非常にメンテナンス性がいいですし、これからも愛用していこうかと考えています。
オススメです、ThinkPad。
余談
ThinkPadを買った理由は安いというのもあったんですが、実はもう一つ理由がありまして...
それは...
ThinkPadはHackintoshがしやすい
...はい、そういうことです。
海外有志の皆さんにより、古くからHackintosh開発が進められてきました。
X280も例外なくその対象であり、Redditでも数例ありましたし、なんなら(少々古いですが)OpenCoreの構成ファイルをそのままGitHubに公開してくれてる人もいました。
そして、実際に少しHackintoshをしてみました。
というのも、私実はMacBook 12-inch 2017を手放していまして、手放す際に新たにMacBook Pro 13-inch 2018を購入したんです。
ですが、当然手放してから購入したものが届くのには時間差があるわけで、その間にできれば一時的にも環境を維持しておきたかったんです(設定とか忘れちゃうかもしれないしデータの置き場も必要だからね)。
一時的なmacOS環境の退避場所として、macOS Ventura (執筆時点ではまだベータ版です)の環境を構築しました。
Hackintoshは実に1年ぶりで、既存の構成ファイルを使うもうまく動かなかったりしたため一から構築しなおしたりで2~3日かかってしまいましたが、一通りのデバイスが正常に稼働し、安定動作する程度には仕上げられました。
あまり需要はないかもしれませんが、こういったニッチな需要を求める方たちにもThinkPadはオススメかもしれません...?
今回はここまで。
Twitterのフォローもよろしくお願いします。
さとくん
実は紹介していないけど持っている端末たち。
以前なら端末入手後即動画やブログで紹介していたが、はっきり言って紹介を作るのがめんどくさくなったため紹介していない端末たち。
備忘録も兼ねて紹介する。
iPhone
現状手持ちで一番古いiPhone。
2019年12月にヤフオクで1750円にて入手。
色はブラック、容量は16GB、キャリアはSoftBank。
iOS 9.3.5の状態で購入したが、はっきり言って動作が重すぎるため昨年からiOS 6.1.3にダウングレードしている。また、脱獄済み。
基本的に常用するものではないが、昔を懐かしむための端末である。
というかメイン・サブ勢以外は大半そんなもんである。
親父が昔使用していた端末であり、憧れの機種でもあったため購入した。
今月半ばに秋葉原に行った際に購入。
ワールドモバイルでフォロワー限定1100円のところ半額で入手。
色はホワイト&シルバー、容量は16GB、キャリアはSoftBank。
iOS 10.3.3の状態だったが8.4.1にダウングレード済み。
バッテリーがATL製のため死ぬほど劣化しているが、まだ使えなくはない。
4インチ勢をそろえたかったため購入。
ヤフオクにてフォロワーより購入。
お値段たぶん3000円くらい。
色はゴールド、容量は32GB、キャリアはdocomo。
iOS 10.3.3の状態で購入しそのまま使用。
4インチ勢をそろえたかったためというのもあるが、これは思い出という面が強い。
2018年12月~2019年9月までメインにしていたが、諸事情ありとある友人に譲渡。
しかし、手放してから思ったよりもいい機種だとあらためて気づき、そこから約2年も手放したことを後悔。
最近になりフォロワーさんからお話をいただいて購入。
ゴールドのiPhone 5s、デザインよくて好きなのです...
・iPhone 5c
色はホワイト、容量は16GB、キャリアはSoftBank。
iOS 10.3.3だったがn1ghteshade (Tethered Downgradeツール)で7.0.6へ。
4インチ勢をそろえるために購入。
ポップな感じのデザイン、当時はおもちゃだの安っぽいだの酷評されたけど私は嫌いじゃない。
あとこの世代はやっぱりiOS 7が似合う。
5c全色集めとかしてみたい。
・iPhone 6s
2年前くらいに後輩から譲っていただいた。
色はローズゴールド、容量は64GB、キャリアはauでSIMロック解除済み。
iOS 13.7~最終サポートまでのshshを保存済み。
最近はもっぱらA9 iOS 15検証機となっている。
当時スマホを没収され、でもどうしてもスマホがないときつかったため入手。
後輩にはマジ感謝。
SEが来るまでの2か月ほどメインで使用した。
当時こそ4.7インチでけぇとか言ってたけど今となってはむしろ小さい。
デザイン最高で割とiPhoneの中では好きな部類。
故に、アクティベーションロック品2台も買って6s特有の腐食アルミ外装を交換したり、バッテリーを社外製に変えたりして現在では完璧な状態。
まぁ整備した割にはほとんど使ってないのが現実である。
2年前くらいに先輩から譲っていただいた。
色はローズゴールド、容量は64GB、キャリアはdocomoでSIMロック解除済み。
iOS 14.1~のshsh保存済みで最近は14.8で脱獄機として使用中。
メインで一番使用したiPhoneである。
こいつでスキーに行ったり、走りに出たり、お祭りの写真を撮ったり...と何かと活躍した1台。
当時フォロワーさんにもSE使いが何人かおり、憧れの機種だった。
さらに言えば、私が所持して数か月後あたりからフォロワーさんの中にSEユーザーがさらに増えたり、果てにはメインとして使用する人まで出てきた。
iOS 15が出た際にはいち早くbetaの人柱になったり、アニメオタクになった時には週何本も深夜にアニメを見るのに活躍してくれたり。
SEに関してはスマホを持ち始めた当時からの憧れであったため、思い入れは深い。
いつかはローズゴールドでiOS 9な個体が欲しい。
実はSEは2台ある(!?)
これは数か月前にフォロワーさんから買ったもの。
ヤフオクで7700円。
色はスペースグレイ、容量は64GB、キャリアはdocomoでSIMロック解除済み。
iOS 14.4の個体でOTAをブロックして現状維持。
SEを全色揃えたいため購入。
筐体の傷こそ多いものの、スペースグレイ筐体はかっこいい。
現在ではベッドでごろ寝用として使用中。
Twitterとか見るとき片手で打ちやすいし、軽いから持ってて疲れにくいしね。
秋葉原ワールドモバイルにて14,300円で購入。
色はシルバー、容量は32GB、キャリアはauでSIMロック解除済み。
iOS 15.6の個体だったのでshshも保存せずにそのままiOS 15.7にアップデート済み。
リコリコで出ていた機種のため購入。
ディスプレイが非正規でドット抜けてたり、バッテリー社外製だったりホームボタン交換済みだったりと何かと状態悪いが、キャラにあこがれてのコレクションなので問題なし。
Plusはやっぱりでかいが、スマホとしてみなければすごく使いやすいサイズ。
リコリコオンエア中は視聴用端末として活躍した。
ちなみにリコリコ仲間のフォロワーにメルカリで買ってあげたのは内緒である。
・iPhone 12 mini
親父からのおさがり。
色はPRODUCT (RED)、容量は128GB、キャリアはdocomoでSIMロック解除済み。
手持ち唯一のiOS 16対応端末である。
親父がiPhone 8から機種変したものの、ホームボタンなしの端末に慣れずiPhone 8へ逆戻り(のちにSE 3に乗り換えた様子)、その流れで流れ着いてきた。
現在のiPhoneラインナップの中では小型な部類であり、比較的持ちやすい。
12系統なのでマスク着用時のFace IDも使用可能。
悪くはないが、譲っていただいた時期にはもうAndroid端末勢だったのであまり使用していないのが実情...だが手持ち唯一のiOS 16対応端末なので手放せない。
iPhone合計:9台
Android
・Galaxy S SC-02B
メルカリにて800円ほどで入手。
色はブラック。
とりあえず初期ファームのAndroid 2.1にしている。
おそらく手持ち最古のAndroid端末である。
フォロワーさんが持っていたため特に理由もなく購入。
ザ・スマホ黎明期な端末である。
Android 2.xではGMSもログインできず、はっきり言って文鎮である()
カスタムROMも試したが、KitKatの時点で動作が重かったため断念。
というか当時はこれでも最高峰かもしれないが、Android 2.1ですら重いと感じる。
完全にコレクション枠である。
秋葉原CCコネクトにて1100円で購入。
Android 7.1.2のLineage OS 14を入れている。
カスタムROM実験用途で購入、
ついでにVTuber視聴で垂れ流しに使えたらなぁ...と思っていたが、基本性能が低すぎて動作が重く、イライラするため使用していない。
・Xperia VL SOL21
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はブルー。
海外ファーム(LT25i)のAndroid 4.3を焼いてある。
ひょんなことから昔のXperiaが欲しくなり入手。
筐体サイズは非常に小さく、デザインもかっこいい。
Snapdragon S4 Proを積んでいるだけあり、最終ファームでも動作は悪くない。
・Xperia Z1 SO-01F
秋葉原ワールドモバイルにて2200円ほどで入手。
色はホワイト。
最終更新のAndroid 4.4状態で保管。
ゆるゆりの船見結衣ちゃんが使っている機種のため購入。
バッテリーが驚異の37%まで劣化しているが、使えないこともない。
ガラスデザインが非常に美しい。
・Nexus 5
フォロワーさんに譲っていただいた。
色はブラック、容量は16GB。
多分Ubuntu touchを入れていた気がするがコロコロ変えてるので覚えていない()
カスタムROM実験用途で入手。
発売当初のAndroid 4.4~Android 11まで豊富なカスタムROMが存在するのがこの機種の強み。
xda Developersでも活発に開発が行われている。
基本性能は現代基準では低いが、カスタムROM実験の用途では十分。
・らくらくスマートフォン3 F-06F
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はホワイト。
もはやなんでいるのか不明である。
GMS非対応なのでまともにアプリを入れることすらできない。
無理やりGMSを入れることは可能だが、Playストアは動かない。
・AQUOS ZETA SH-01G
秋葉原ワールドモバイルにて1100円で入手。
色はCyan。
私の大好きなアニメ、ラブライブ!サンシャイン!!の推しキャラの渡辺曜が使っている機種のため購入。
AQUOSといえばな機能エモパーだが、思ったよりかわいくスマホ自体は全然使わないのに生かしていたりしている。
・Xperia Z3 Compact SO-02G
秋葉原ワールドモバイルにて3300円で入手。
色はホワイト。
Xperia Compactシリーズをそろえたいため購入。
1100円のものもいたが、動作確認してみるとタッチ切れが酷すぎたためこちらを購入。
Z3シリーズといえばホワイトのガラスデザインの美しさである。
小さいのにデザインかっこよすぎて個人的には好きである。
Snapdragon 801搭載で、比較的動作はいいほうである。
・Xperia Z5 SOV32
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はグリーン。
伝説の810世代では2世代目となるXperia。
先代Z4からヒートパイプをさらに1本増やし、全力で810を冷やそうと努力している。
熱いことには熱いが、動作は意外にも悪くない。
ただ最近画面の調子が悪く、寒いところでは白くなっていってしまうのが悩み。
・Xperia Z5 Compact SO-02H
秋葉原ワールドモバイルにて3300円で入手。
色はイエロー。
Xperia Compactシリーズコンプ作戦の一環。
小型筐体に810を搭載、動作は悪くないがやはり熱い。
しかし、黄色のポップな筐体は非常にかわいい。
個人的にXperiaではお気に入りの端末である、
・Xperia XZ SO-01J
フォロワーさんに2年ほど前に譲っていただいた。
色はForest Blue。
Android 6.0に一度ダウングレードしたら戻せなくなり7.0のままである。
薄くて美しいXperiaである。
ただ私の個体は外れだったのか、死ぬほど動作が重い。
しかし、デザインが最高にかっこよすぎる。ただそれだけに尽きる。
・Xperia X Compact SO-02J
フォロワーさんから3年ほど前に5500円で買った。
色はホワイト。
私の初Androidメイン端末である。
今ではAndroidメインだが、それはここから始まっている。
海のほうへ撮影に連れ出したり、反対に山のほうへ行ったり、ホーム画面をカスタマイズしたり時にはちょっとしたスクリプトを書いてみたり、動画編集したり...
高校1年生の間かなり使い倒した端末である。
YouTubeの動画も、この端末から本格的に始めた。
プラスチックな筐体だが、陶器のようなデザインを目指したこともあり、安っぽさはない。
さらにSnapdragon 650とミドルレンジではあるが、軽い作業であれば全然問題なく動く。
この端末がメインだった時期には本当にいろいろあり、思い出は深い。
・ZenFone 3 ZE520KL
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はSapphire Black。
人生で2台目のZenFone。
ZenFone 3 Max (ZC553KL)を持っていたが、ASUS好きなフォロワーさんにあげてしまった。
ZenUIが個人的に好きで、このZenFone 3でも触ることができ非常に満足である。
・Xperia XZ1 Compact SO-02K
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はHorizon Blue。
おそらく私のAndroid端末の中で一番濃密な思い出がある端末。
もともとBootloader Unlockedな端末をもらい、当初からMagiskを入れて運用していた。
さらにカスタムROMが意外と多く開発されており、特にHavoc-OSを導入して常用していた時期もある。
受験期に東北と北海道の往復に付き添ってもらったり、北海道でも様々なところへ旅に行く際に連れて行ったりしていた。
残念ながら7月ごろに乗っ取り被害に遭い、Bootloader Unlockedでないものと交換しているが、それでもしばらく使用したくらいには好きな端末である。
なお現在はメインでないためBootloader Unlockし、カスタムROM実験機になっている。
・Xperia XZ1 Compact G8441
フォロワーさんから譲っていただいた。
色はブラック。
実はXZ1cも2台ある(?!)
こちらはフォロワーさんか水没させてしまい一部タッチ切れが発生しているもの。
基本的にこちらもカスタムROM実験機になっている。
・Pixel 3a
秋葉原ワールドモバイルにて6600円で購入。
色はPurple-ish、キャリアはSoftBank。
当初カスタムROM実験用に比較的安いので購入したのだが、意外にも常用で使いやすかったため、楽天SIMを入れてサブ機として使用していた。
初めてのPixelだったが、その使いやすさに思わず惚れてしまったほどである
現在ではGoogle Photosの無制限特典でのバックアップ機兼机での時計の役割になっている。
・Huawei P20 lite HWV32
フォロワーさんに1年ほど前に譲っていただいた。
色はMidnight Black。
いろいろあり中身がANE-LX1のEMUI9.1となっている。
もちろんGMSは使える。
カメラも格安機にしては頑張っており、さすがはHuaweiである。
この端末を触ったおかげで、もっとハイエンドなHuawei機が欲しいなぁと思ったりしている。
・LG Style 3 L-41A
Xperia XZをくれたフォロワーさんと同じ方から譲っていただいた。
色はMirror Black。
格安の癖にチップにハイエンドを積んできやがったコスパ枠。
実際動作もかなりサクサクの上に、最近Android 12まで配信された。
あまり使ってはいないが、サブ用途としてならいつでも使えそうである。
・Xperia 5 Ⅱ XQ-AS42
じゃんぱらで63000円ほどで購入。
色はブルー。
大学生になって初めて購入した機種。
憧れの機種であり、120HzディスプレイにSnapdragon 865の圧倒的パフォーマンス、Xperia 5系統ならではの持ちやすい筐体がとても良かった。
函館、東京、沼津等、旅先に何度も連れ出したり、ストレージも256GBと余裕があるうえメモリも8GBあるため、ゲームにも活躍した。
しかし、Cinema ProやPhoto Proが使いこなせず、専門路線では完璧な機種ではあるが故に何かこれまでのXperiaまでとの違いを感じ、現在ではゲームメインのサブ機として活躍している。
・Pixel 6a
Google Storeで学割適用48000円ほどで購入。
色はChalk。
人生初新品購入。
865より少しいいくらいで今後アップデート4年くらい続くのならということで、2022年コスパ枠として購入。
おおむね非常に満足しており、3aからの乗り換えでとてもいい機種だと感じている...が、なぜか3aよりオーディオが悪い。
現状メイン機である。
Android:20台
Windows mobile
・KATANA 01
メルカリで1000円ほどで購入。
親父が数年前に使用しており、憧れだったので購入。
...のはずだったが、2022年ではすでにサポートが切れて3年経過しており、まともに何もできない。
完璧にコレクション枠である。
まとめの役割を果たさないまとめ
なんだかんだいろいろと手持ちスマホには思い出がたくさんあって、一つ一つが大切な機種です。
こんなんいらねぇよとか記事中でも言ってますが、とはいえそれらにも個性があるので大事な端末です。
これからも昔欲しかった機種など中心に集めていこうと思っていたりします。
今回はここまで。