さとくんの雑記帳

書きたいこと適当に書きます。備忘録的なこともします。ようつべ編集だるいのでこっちに書く、なんてこともあります。

arrows We2 Plus 購入・実使用レビュー!

こんにちは。

今回は、ガチでメインで使う用にarrows We2 Plusを購入致しましたので、購入後数時間程度触ったくらいの軽いものにはなりますが、レビューをさせていただきたいと思います。

 

スペック

arrows We2 Plus ※今回購入したのはdocomo版となります。

 

SoC: Snapdragon 7s Gen2

RAM: 8GB

ストレージ: 256GB

バッテリー: 5000mAh

 

ディスプレイ

リフレッシュレート: 60~144Hz (60,90,120,144Hz対応)

解像度: FHD+ 1080×2400

サイズ: 6.6インチ

 

カメラ

メイン: 50.1+8MP、1/2.7・1/4.0インチセンサー、F1.8・2.2

イン: 16.1MP、1/3.1インチセンサー、F2.45

 

デザイン

※IMEIシールが貼られたままのため一部ぼかしています

今回購入したのは「シャンパンシルバー」という色です。
とても鮮やかで上品な色です。

 

今回はdocomo版を購入しましたが、docomoロゴはもう刻印されなくなり、非常にすっきりとした見た目に仕上がっています。なお絵文字は...

 

ディスプレイ側は今となってはやや上下それぞれベゼルが太いように見えますが、均等なおかげでバランスよく見えます。

また、カメラバンプもそれほど大きくなく、全体的にシュっとした感じの、スマートな見た目となっています。

 

6.6インチと大柄な筐体ですが、重量は182gとかなり軽いです。

実際持ってみても「軽っ!」となるくらいにはマジで軽いです。

 

ディスプレイ

ディスプレイは6.6インチとかなり大型のOLEDディスプレイとなっています。144Hz駆動に対応しており、非常に滑らかにスクロールができます。

また、発色もよく長時間見ても疲れにくい表示となっています。

 

残念な点として、HDR非対応のため最近のYouTube動画でもちょこちょこ見るHDR動画を楽しむことはできません...

 

屋外での視認性ですが、1200nits(公称ピーク輝度)と比較的高めの輝度のため見やすいです。

以前に使用していたPixel 8と比較すると2000nitsと負けてしまいますが、同価格帯のミドルハイの機種の中では比較的優秀なディスプレイだと思います。

 

スピーカー

フリー音源を使用し、実際に録音した音声がこちらです。

youtu.be

iPhone 13内蔵マイクで録音していますが、比較的高音も低音もバランスよく出ているほうだと思います。

また、実際にボーカルを含む楽曲を聴いてみましたが、ボーカルがこもったり、ベースが出すぎて聴きづらいなどはなく非常にバランスの取れた、とても聴きやすい音でした。

 

性能

Snapdragon 7s Gen2ということでミドルハイ相当の性能ですが、日常でTwitter(現X)、Discord、Chrome駅メモ(位置情報ゲーム)を交互に見るような用途(主に私が電車で通勤中にやるような使い方)では全く不満はありませんでした。RAM8GBのおかげか、バックグラウンドタスクが過度に落とされることもなくスムーズに閲覧ができました。

ただ、たまにランチャーで動作が引っかかるときがありました。また、ジェスチャー操作がたまにうまく反応しないこともあり、ランチャーアプリの作りこみの甘さを感じました。

 

では、ゲームなど性能を必要とするものはどうでしょうか。

Antutu Ver.10.3.1

ベンチマークの1つの指標であるAntutuでは約61万点というスコアでした。

参考までに以前まで使用していたPixel 8が約93万点ということで、それなりの差があります。

下記ページにて詳しいスクリーンショットがありますが、特にGPU性能に関してはSnapdragon 7s Gen2ではかなり不足気味となっています...

garumax.com

 

実際のゲームプレイを確かめるため、2024年人気ゲームである「学園アイドルマスター」をプレイしてみました。

月村手毬かわいい。

 

まず、設定できる画質上限は「高画質・60fps」でした。

この状態でプレイしてみましたが、コマ落ちというか...全体的にカクカクしたような動作になってしまいました。

 

現実的には「標準画質・60fps」が快適な上限でした。

 

基本的にSnapdragon 7s Gen2はあまりグラフィックを多用するようなものには向かないため、ゲームをやるならツムツムやパズドラ等、あまりグラフィックを多用しない軽いゲームにとどめておいたほうがよさそうです。

 

便利機能

arrowsと言えば、様々な便利機能を搭載しています。

 

一番の目玉は...F-01K以来の「Exlider

特に片手がふさがっているような状況でも、サクッとスクロールしたりズームできたりします。

www.youtube.com

arrows 5GやNX9ではこれらは搭載されなかったので、非常にうれしい機能です。

 

しかのこのこのここしたんたん

また、「Super ATOK ULTIAS」もarrowsならではです。

通常有料な高機能のATOKがarrowsなら無料で使えます。

キーワードExpressで流行りのワードもサクッと変換できるなど、非常に便利なIMEとなっています。

 

伝言メモ機能も健在です。

特にahamoプランやその他最近のプランでは留守電機能がないことも多く、いざ不在になってしまった際に不便ですが、伝言メモ機能を使えば留守電の様に使うことが可能です。

 

さらに今回のarrows We2 Plusの目玉機能、自律神経測定機能も便利です。

実際の本格的なセンサーを搭載しているとのことで、自分の健康状態をサクッとスマホで測れます。

欠点としては「サクッと」とは書きましたが、測定には2分ほどかかります...

 

また、今回からダイレクト給電と言う機能も追加されました。

これはXperiaで「HSパワーコントロール」などの名前で他社でも一部採用されていたもので、充電中にバッテリーへの給電は行わずに直接本体へ給電を行うことで発熱を抑える機能になります。

arrows We2 Plusは特別ゲーム用スマホ…というわけでもないのですが、「4年間使っても劣化が少ないバッテリー」を謳っているだけに、劣化を少しでも抑える策として導入しているものと思われます。

 

その他、arrowsならではの機能がたくさんあるので、是非店頭で一度触ってみてください。

 

個人的な総評

今回はarrows We2 Plusについて、一通り触ってみて気づいたこと、良かったことを中心にお伝えしてきました。

このスマホのキャッチコピーは

引用: FCNT公式サイト

これさえあれば何もいらない。」ですが、実際比較的バランスの取れた1台だなと感じました。

 

・Snapdragon 7s Gen2で普段使いには十分な性能

・比較的いい音の出るスピーカー

脳死でもきれいに撮影できるカメラ

・144Hz駆動ディスプレイ

・最高価格でも62,150円(docomo版)

 

カメラレビュー苦手なので適当に暗所のキーボードを...

 

すべてにおいてバランスの取れた、コストパフォーマンスに優れた1台と感じました。

もちろん、これより安くて高性能な端末も存在しますが、arrows We2 Plusのいいところは「無難であり、しかしかゆいところに手が届き、それでいてお求めやすい」ところだと思いました。

 

メイン機として買うなら非常にいい一台だと思います。

もともと私はarrowsが好きで、過去にも

・F-02H

・F-01J

・F-01K

・arrows 5G

・arrows NX9

・arrows We

と触ってきていますが、Lenovo傘下になってもなお、arrowsのアイデンティティを失っておらず、それでいてコストダウンとより使いやすい進化をしていて、今後の真価がより楽しみに感じる一台でした。

 

今後どのくらい使っていくかは未知数ですが、Pixel 8からのメイン乗り換えとして、大切に愛用していこうと思います...!

 

今回のレビューは以上です。

文才ないのでよくわからないレビューかもしれませんが、何卒...

 

※途中めっちゃarrows持ち上げているように見える箇所があるかもしれませんが、FCNT合同会社様・docomo様からの提供等は一切受けておりません。すべて自腹購入にてレビューしており、ただのスマホオタク・arrowsファンによるレビューとなります...。

 

※カメラレビューを期待した方、ごめんなさい。私は基本的に最近のスマホカメラはもうどれも進化しまくって違いがわからないうえ、撮影技術もなければ被写体もあんまり持ち合わせていないのでカメラレビューは省かせていただきました。もし必要であれば、ほかの方のレビューを参照されるといいと思います...。

※ちなみに個人的感想ですが、これまでのarrowsと比べて暗所でも比較的安定して撮影でき、明るい場所でも簡単にきれいな写真が撮れる印象でした。少なくとも今までのarrowsよりかはかなりきれいな写真を簡単に撮影できると思います。こんな最後に追記みたいな感じになってごめんなさい...。

 

Twitterやってます。ぜひ見てみてください。

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Pixel 8購入後約半年使用レビュー

かなりお久しぶりです。

今回は昨年12月にPixel 8を購入し約半年間使用したのでその中で感じた良かった点・悪かった点などをレビューしていきたいと思います。

 

購入の経緯

私は今現在某家電量販店にて某キャリアの販売員をしているのですが、Pixel 8購入以前まではもともとPixel 7aを使っていました。

しかし、購入当日から画面のフリッカーが出ており(修理に出したが再現性取れず返却)、またパッケージングがコストダウンされているTensor G2では熱かったりまぁ様々な不満が出てしまい、職場で2年間月額1円の施策も出ていたことから買い替えることにしました。

 

概要

Google Pixel 8

 

・色: Rose

・高さ/幅/厚さ: 150.5/70.8/8.9mm

・重さ: 187g

・SoC: Google Tensor G2

・RAM: 8GB
・ストレージ: 128GB

・ディスプレイ: 6.2インチ "Actua Display"

 60~120Hz Gorilla Glass Victus 最大2000nits

・バッテリー: 4575mAh

 

〇カメラ

・背面:

50MP OctaPD広角 (f/1.68、1/1.31インチセンサー)

12MP 超広角 (f/2.2)

 

・前面:

10.5MP DualPD (f/2.2)

 

〇通信

Wi-Fi: Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax) MIMO

Bluetooth: 5.3

・5G: Sub6 (ミリ波なし)

 

よかったところ

〇ディスプレイ

3月に一人旅に出た時の様子

Googleが”Actua Display”と謳っているディスプレイですが、特にその輝度の高さに驚かされます。

ピーク輝度最大2000nitsは伊達ではなく、実際に強い直射日光下でもかなり見やすいものとなっています。

特にこれからの季節、より日光が強くなりますが、そうした際に助かること間違いなしです。

また、最大120Hzのリフレッシュレートを持ちますが、60Hzからの可変式であるため消費電力とのバランスもばっちりです。

 

〇サイズ

購入直後職場でセットアップする図

Pixel 7aからの買い替えですが、第一印象は「ちいさっ」でした。

7a比で画面サイズは0.1インチ大きくなっていますが、筐体サイズはむしろ小さくなりました。

もともと手がそれほど大きなほうではないので、これは私にとってかなりうれしいポイントです。

重量も7aは193g、8は187gと少し軽くなり、持ちやすいものに進化しています。

 

〇カメラ

aシリーズではない無印モデルだけあってカメラ性能には妥協がありません。

作例をいくつか挙げてみます。

道頓堀

沼津の景色

私の大好きな沼津駅の駅舎

細部まで見てもノイズもほとんど見当たらず、夜景も白飛びしたりせずきれいに撮影できています。

※ノイズが見えるのは1度Google PhotosにPixel 3から保存画質の節約モードでアップロードしてからダウンロードしているためです...実際はもっときれいです。

 

さらにフォーカスを合わせて明るさを下げるだけで...'

なんと月まできれいに撮影できてしまいます...

 

GalaxyのUltraシリーズも月が撮れることで有名ですが、一説によると合成であるという情報も...(撮影時の挙動を見た感じ私もそう感じます...)。

しかしPixelは正真正銘カメラの実力で勝負してきています。

 

...スマホのカメラでここまで撮影できるのって普通にすごくないですか?

 

なお前作のPixel 7aと比較した画像がこちら。

左: Pixel 7a、右: Pixel 8

 

微妙に撮影時間が異なる上、少しだけ構図も違いますが、7aだと特に空のほうのノイズがやや多くなってしまっています。

一方、Pixel 8はノイズも少なく比較的きれいに撮影できています。

スペックシートだけでみると実はPixel 7aのほうが画素数は高い(7a: 64MP、8: 50MP)のですが、センサーのサイズや絞り値などでPixel 8のほうに軍配が上がる感じです。

 

〇スピーカー

これ、あまり話している人を見ませんがPixel 8って実はとてもスピーカーの音質がいいんです。

 

私自身、Pixelは6aからメイン運用していますが、6a、7a共にやや音質は劣るなぁ...といった印象でした。

あくまでもやはりスマホスピーカーの域を出ない、なんともやや残念な印象...そんな感じでした。

 

しかし、Pixel 8を買ったその日に早速YouTubeを見た瞬間...「音、めちゃよくね?」と思わず驚いてしまいました。

やや厳しく言うと高音寄りの少しシャリシャリ感は否めませんが...でもスマホスピーカーにしては低音もよく出ているし、音楽を聴いても特に音質悪いなぁといった感触は全くなかったです。

 

GoogleはPixel開発時にHTCのモバイルチームを一部買収しました。

HTCと言えば昔日本でもHTC J Oneでbeats Audioとコラボしていたことで有名です。

HTC J One HTL22

故に、音質にはかなりこだわっていると思われます。

実際昔Pixel 3aを持っており、現在でもPixel 3を持っていますが、当時基準で見ても音質はそこそこいいほうでした。

今回のPixel 8でその努力が最高の形で出てきてくれたなと思いました。

 

〇バッテリーシェア

リバースチャージと言ったり、他社だとおすそわけ充電と言ったりしているやつですね。

外出先で友達のiPhoneの残量がピンチ!しかし自分はUSB Type-Cケーブルしかない...ってときやモバイルバッテリーを忘れてしまった...なんてときにめっちゃ役に立ちました。

普段ガッツリ使うものではありませんが、いざというときにはあると役に立つ機能です。

 

あまりよくなかったところ

〇バッテリー

正直バッテリー持ちはあんまりよくないです。

待機時はまずまず消費電力低いのですが、使い始めると割と早めに減っていきます。

 

↑のスクリーンショットは執筆日の減り方(仕事に行っていた状態)なのですが、やはり少し減りが早いです。

ただ、5G・120Hzを切るとだいぶ持つようになるので...やはりいずれも電池食いなのは間違いないようです。

 

個人的には5Gはともかく120HzはTwitterChromeで調べごとするときに必須なのでこの辺りはどうにかなってほしい気持ちです。

現状、Google Tensorは電力効率が悪いといわれているので今後の開発、特にTensor G5(仮)では現状のSamsung Exynosベースをやめるかも?との噂なので改善されることを願っています...。

 

〇発熱

Tensor G3はこれまでのTensor Pixelを使ってきた身からすると比較的発熱はマシなほうなのですが...それでもやっぱりゲームなどをすると発熱が気になります。

私は普段Link! Like! ラブライブ!という主にストーリーで3Dが使われるゲームを遊んでいるのですが、割とすぐに発熱してしまいます。

また、ここの所暖かくなってきましたが、外で使っていると本体もやはり暖かくなってきます...。

 

Exynosベースであるが故発熱しやすい...という噂も一説にはあるようなので、やはり今後の世代で改善されるといいな、と思います。

 

結局のところ買ってよかったのか?

ここまで様々な点を挙げてきましたが、総じて購入して大変良かった端末だと思います。

個人的には今までのPixelで最も素晴らしい端末だと思います。

 

カメラはPixel(画素)という名前が示す通り大変すばらしいものですし、良かった点には記載しなかったですが(CMでも大々的に取り上げられていますし...)、消しゴムマジックやかこって検索、Gemini等のAI機能も地味ながら非常に便利です。

 

私がこのスマホを端的に表すなら

「無難だけど地味に便利な万人向けスマホ

だと思います。

 

Pixelって別にほかの端末と比較しても正直どこかがめっちゃ秀でているわけではないし、尖ったところがあるわけではありません。

でも、使ってみると地味ながら毎日使うと生活が便利になるような、そんな機能があったり、定期的に来るソフトウェアアップデート・Feature Dropでさらにパワーアップしたり...と、使い込めば使い込むほどシンプルだけど地味に便利だなぁ...と思います。

 

私がメイン機に求めていることって「いかに無難であるか」なんです。

もちろん尖った端末も好きですが、日々使うものは無難に使えるものでありたい。

そういった面で、Pixelは最適な端末だと思います。

無難かつ便利、これは他人に勧める時のポイントでもあり、私自身多くの人にPixelを勧めています。聞いてみるとやはりシンプルが故に使いやすいというお声を聞きます。

 

これまでXperia 5 Ⅱを最後にPixelへ乗り換えて使ってきましたが、Pixel 8はその中でも最高のスマートフォンだと感じました。

Roseのカラーも当初は購入時Hazel以外で(どうしても個人的にはHazelは好きになれませんでした...)、Obsidianと迷っていた時に職場の人から何となくで決めた色でしたが、今となってはかわいくて気に入っています。

 

2年間月額1円(俗にいう実質1円)で購入した端末ですが、次に買い替えるPixelまで、大事に使っていきたいと思えるような、素晴らしい1台です。

 

 

まとめがまとまりないですが(笑)、今回は以上です。

 

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果たしてWindows 11は10から進化しているのだろうか?

A. してます。

 

~完~

 

 

...これじゃ面白くないので、どうしてこんな考えに至ったのかという点も踏まえて記事を書いていこうと思います。

 

どうしてこのように考えたのか?

Windows 11はご存じの通り2021年10月にリリースされた現状最新OSです。

TPM2.0、Secure Boot、UEFIIntel Coreシリーズ 第8世代以降 or AMD Ryzen Zen+以降が必須となり、みんな必死に抜け穴探して無理やり古いのに入れてる必然的に機器更新が必要となったOSなわけですが、実は10とそんなに変わらない点も多くあります。

 

変わらない点はいくつかありますが、一番進化してるのか怪しいと考えたときに真っ先に思いつくのが内部バージョンです。

今ではあまりWindows NTという言い方はしないし、Microsoftもあんまりその言い方は好んでませんが、現在に至るまでメインストリームのWindowsはNT系列の流れを汲んでいます。

かつてはMS-DOSからWindows Meまでの所謂9x系とその直属、Windows NT 3.1から続くNT系で分かれていましたが、XP以降NT系に一本化されています。

Windows VistaでMinWinという仕組みを作り、実質的なカーネルの呼び方はそれが正しいかと思いますが、一応NTの流れは汲んでいるので私は今でもNT系として扱っています。

 

そしてこれが割と大きく関係しています。

まずはこの一覧をご覧ください。

 

Windows XP:NT5.1

Windows Vista:NT6.0

Windows 7:NT6.1

Windows 8:NT6.2

Windows 8.1:NT6.3

Windows 10:NT10.0

Windows 11:NT10.0

 

詳しい方ならわかると思います。これはWindowsの内部バージョンです。

コマンドプロンプトを開くと一番わかりやすいですね。

執筆中マシンのWindows 11 22H2環境での例。

そしてWindowsのバージョンが上がるごとに内部バージョンも上がっています。

...と思いますよね?

よくご覧ください。

 

...

Windows 10:NT10.0

Windows 11:NT10.0

 

そうです。

10と11は内部バージョンが全く同じなのです。

つまるところ、本質的な(カーネルレベルでの)違いはほとんどないということです。

 

8→8.1ですら内部バージョンは一つ上がっています。

しかし10→11では変わっていません。

 

ここから察するに、11は見た目を大幅に変えた10ということができます。

そしてこの理論は半分正解であり、半分間違いです。

 

確かにWindows 11は10の要素を多く残しています。

例えばパスワードバイパスで有名なsethc.exe置き換えでwinlogon.exe上にcmdを召喚し、explorerを立ち上げるとあら不思議。Windows 10のタスクバーが出てきてしまいます(22H2正式版では未検証)。

さらに言えば、ファイルマネージャーとしてのExplorerもまだ10の要素が残っています。

コントロールパネルを開き、アドレスバーで適当なファイルパスを指定するとWindows 10時代のリボンのままのエクスプローラーウィンドウが出てきます。

これはシステムとして見た目を変えるパッチをあてるよう指定しており、それによってExplorerの見た目を変更しているからです。

そのキーを無効にする(実際にはそのパッチをブロックするようなキーを追加する)と、完全にWindows 10時代のエクスプローラーウィンドウに置き換わります。

 

一方、ドライバの書き方が変わったり(昨年のMicrosoft Build 2022でお話を聞きました)、Intel 第12世代 Alder lake以降のP-Core/E-Core(所謂big.LITTLE構造)の扱いに最適化されたりと、10と単純に変わっていないと言うのも早計です。

 

しかし、私としてはやはり内部バージョンが変わっていないこと、そしてUIもところどころ(それも広い範囲で)10の要素を残しているということで、進化をしていないと考えてしまいます。

 

さらに言えば、Windows 10 64bitが快適に動く環境であれば比較的サクサクと動いてしまうこと(非公式環境としてインストールしてもCore 2 Duo以降、理想としてはSandy Bridge以降)をみると尚変わらないじゃないかと思ってしまいます。

 

余談

NT10.0から変わっていないWindows 11ですが、これはNT10.0があまりにも素晴らしいカーネルだからだと思います。

これに関しては詳細な説明は難しいですが、Windows 10登場の際から言われていたことでした。

 

詳細は毎度人に話すたびにお勧めしているmegumi sakaueさんの動画がありますので掲載させていただきます(時間指定を入れています)。

youtu.be

 

megumiさんの話している通り、当初からNT10.0は完成度の高い、素晴らしいカーネルとしてリリースされました。

しかし、当時不評だったMetro(Modern UI)の部分的な続投、さらに話していませんが当時話題になった強制アップグレードにより、10は意外と叩かれてしまっていたのでした...。

 

Windows 10のリリースから8年目を迎える2023年。

見てみれば次期バージョンのWindows 11にも同じカーネルが採用されています。

さすがに8年も経つと細かいところは変わっていますが、根本は変わりません。

 

NT10.0の特徴として、その安定性にあると考えられます。

「いやいや、どう見てもトラブルとか多いじゃないか」と思うかもしれませんが、カーネルレベルでは非常に安定しています。

 

というより、一昔前ではやったらほとんど再インストールコースだったことを今では平気にできます。

Windows Updateの再起動中に電源落としても大半は何事もなく復帰しますし、全く異なる構成に入れ替えても普通に起動してきてそれなりに使えてしまいますし、一昔前と比べて障害耐性は格段に上がっています。

 

これだけ安定していてかつ普及しているカーネルならば、Microsoftとしてもあまり大きな変更を加えずにずっと維持したいと思うでしょう。

 

私自身知見が豊富な方ではないので説明は難しいですが、NT10.0のすばらしさはわかる人にはわかると思います。

 

もし今後Windows 12が出るとしても、ベースはNT10.0になるか、もしくはNT10.0をベースに改良を加えたものになると思います。

 

まとめられないまとめ

Windowsは割と一部からたたかれたり、一般人からも文句を言われることの多いOSですが、非常に素晴らしいOSです。

 

想像してみてください。

 

Windows 11では東方紅魔郷(2000年ごろリリース)がプレイできます。

果たして同じようなことがLinuxmacOSで可能でしょうか?

 

個人的な感想ですが、UNIX系で古いソフトウェアを動かすと動かないか、もしくは非常に不安定な状態になってしまいます。

一方、Windowsでは下手するとWindows 95時代のソフトウェアやドライバも動いてしまいます(設定にもよりますが...)。

これはOSとしてみるととんでもないことだとわかります。

 

この圧倒的互換性、障害耐性、安定性こそがWindowsが世界中で使われる一因となっていると私は思います。

私は過去にmacOSも、Linuxの様々なディストリビューションも触ってきていますが、ここまで後方互換の強いOSは見たことがありません。

 

話が脱線しましたが、Windowsは進化をしていないように見えて、実際にそうかもしれないけど、でも細かいところで大事な進化をしている。

そんなところではないのかなと思いました。

 

今回は取り留めのなさすぎる文章でした。

以上です。

 

さとくん

ThinkPad X280を約半年間使用しての感想

あけおめことよろ。

 

ThinkPad X280のおそらく最下位モデルを購入し、実際に大学や旅の時に持ち出して使用し始めてからおよそ半年経過しました。

 

いろいろといい面、悪い面見えてきましたのでまとめておきます。

 

おさらい

・どこで買ったの?→PCコンフル 秋葉原4号店。

・いくらで買ったの?→当時の末端価格29,800円。

・スペックは?→Core i3-8130U、4GBメモリ。

・どこか弄った?→フルHD液晶化、SSDをM.2 SATA 128GBからNVMe 500GBへ。

・致命的な不具合は?→今のところない。

 

お急ぎの方用

・割といい機種です。

・スペック控えめだけどレポートとかネット見るくらいならまずまずかな。

・薄くて軽いんでよく持ち歩いてます。

・メモリ4GBだけがつらいっす。

 

以下暇人用です。

良かった点。

・薄型軽量

 X280の最大のポイント、それは薄さにあると思ってます。

 従来機種のX260等と比較すると一目瞭然です。

どこのご家庭にもあるゆるゆり1巻との比較。

 一般的な単行本と比較してもこの通り。

 メモリスロットが廃止されてオンボードになったり、2.5インチSSDからM.2になったりと拡張性はなくなりましたが、その代わりものすごく薄くなっています。

 どうしてもノートPCという立場上持ち歩くことが多いわけですが、これに関しては持ち歩くのもあまり苦になりません。

 

第8世代プロセッサ搭載

 Windows 11からはセキュリティの観点(主にSpectre、Meltdown対策)でIntel 第8世代、AMD Zen2以降が必須条件になりました。

 X280は名前の通り(ThinkPadシリーズでは3桁の数字のうち百の位が画面サイズ、十の位が搭載プロセッサの世代を表しています)Intel 第8世代プロセッサを搭載しています。これにより、より高いセキュリティはもちろん、最近の処理で求められるような拡張命令にも対応しています。

 X280は2018年発売とやや古い機種ではありますが、このおかげでまだまだ使えるモデルとなっています。

 

 ...簡単に言えばWindows 11をゴニョらなくても入れられるっつーことです!!

 

USB Type-C給電に対応

 何気にこれは大きいです。

 昨今大容量なモバイルバッテリーが多数登場し、USB Type-CポートからPD(Power Delivery)経由での充電も珍しくなくなりました。そのような中で、ノートPCのためだけにACアダプタを持っていくのは面倒です。

 そこでUSB Type-C給電に対応したX280であれば持っていくケーブルを減らすことができます。泊りがけでなければ私もモバイルバッテリーとUSB Type-Cケーブルだけで外へ出ることも良くあります。

 私はあまり使いませんが、Thunderbolt 3に対応したポートもついているので画面出力等もUSB Type-C経由で可能です。

 

...ちなみに私の場合逆にX280のACアダプタだけを持っていき、もしX280のバッテリーが残っていればスマホにACアダプタを刺してPD充電することをよくやっていますw

 

キーボードが打ちやすい

 ノートあるあるですが、薄型化を追求するあまりキーボードペチペチ勢が意外といます。最近は改善してるようですが某A社とか某A社とか...

 ThinkPadはキーストロークがそれなりに深く設計されており、さらにキーピッチも意外と広めにとられています。

 こうしてブログを書く時も割と打ちやすいなと感じます。

 レポートなんかは長文を書くことも多いので、キーボードが打ちやすいのは学生には特に重要なポイントですね。

 

悪かった点

正直最下位モデルを買ったせいが大半です。

 

メモリが足りない

 最下位モデルにケチった弊害です。

 4GBはさすがにWindows 11には足らんぜよ。

さすがに無理がありすぎる。

 ...とはいえNVMe SSDにしてるからかスワップ発生してもあまり不快ではないし、そもそもWindowsはメモリ圧縮が優秀なので割とどうにかはなっちゃったり。

 

CPUパワーが少し足りないかも...

 言うほど気にすることでもないんですが、それでも少し不足は否めないなぁという印象。

 普段せいぜいレポート書いたりネット見る程度なんで気にはならないんですけど、特にネット見るときにふとしたタイミングで処理がもたついたりするんですよね。

 まぁ基本的にパワーが必要な作業は全部母艦マシンにRDPして丸投げしてるんでいいんですけど、欲を言えばもう少し欲しいなぁという印象です。

 

 まぁ悪い点に関しては最下位モデルのせいであり、最初からi5-8250U/8GBモデル買えば解決なんですけどね。

 

 

総評。

 不満はいくつかありますが、個人的には悪くないと感じてます。

 正直これ以上パワーがあっても持て余すし、それはそれでもったいないです。

 

 安いもんを買ったんだからそれなりの性能、として割り切ると出先用マシンとしては非常に優秀な薄型軽量ノートでした。

 実際8月以降MacBook Pro買ったり他いろいろノート買ってますけど、MacBook Proに関しては売っちゃったし(これは金がなかったせい)ほかのノートはあんま使ってません。

 なんだかんだ最近買ったノートでは一番頻繁に使うし、(稼働時間的に)一番長く使ってると思います。

 

 よく「余裕持たせて早く処理進めよう」と言われますが、それならそれは母艦のRyzen 5 3500のデスクトップにRDPして丸投げで全部やらせちゃうんですよね。

 だから個人的な使い方だと全く出先用ノートにコストをかける気にならない。

 最低限セキュリティ面としてWindows 11公式対応していて、文書やEdgeがイラつくほど遅いわけでもない動作をしてくれれば十分です。

 

 そういった面では、X280は安くなってるし十分使えるノートとしてはいいと思います。

 ただ、やはり性能が上の新しめのやつを見るとほしくなっちゃうのがガジェット好きの性というもの。

 ほかのノートほしいなぁとは思いつつも、金欠だしX280の現状でも困ってはいないしなぁということで買い替えタイミングを見失ってます。

 

 簡潔にまとめるなら「それなりに使えて安い最低保証ライン」がこのX280(i3/4GBモデル)だと思います。

 

 いつ買い替えになるかわからないし、もしかしたらそれは今年かもしれないけど、それまでは大切に使うと同時にどこまでも連れ出していこうと思います。

 

 

今日はここまで。

 

さとくん

2022年、ゆく端末、来る端末。

9月終わりごろに実は紹介していないけど持っている端末たち。 - さとくんの雑記帳なんて記事を書いたが、あれから手放したり逆に入手したりした端末が出てきたので、1年の振り返りも兼ねて紹介。

 

いきなりの余談

管理のためにExcelシートで約2年前から手持ち端末管理してます。

 

ゆく端末

残念ながら手放してしまった端末たち。

上のExcelシートで黄色の中がそれである。

 

Huawei P20 lite HWV32

 カスタムROMで一番遊んだ端末。GSI実験に使っていたが、いよいよAndroid 13で動作が重くなってきて実験が困難になった&とあるプロジェクトで開発を行っているが、Huaweiは特殊すぎてテストには使用できなかった。

 フォロワーさんにプレゼントであげた。

 

Galaxy S SC-02B

 コレクションのために購入したが、GMSもログインできずほぼ使用不可。

さらに言えばカスタムROMでも動作がもっさりしていた。

 たまたまほしいというフォロワーがいたため売却。

 

Xperia 5 Ⅱ XQ-AS42

 憧れの機種で手に入れたと言っていた機種。

 やはりXZ1世代までと比較すると、明らかに専門性が高すぎて常人には使いこなせなかった。また、意外とカメラが暗所に弱く、Pixelと比較するとどうも粗が目立ってしまった。

 メルカリにて売却。

 

Nexus 7 2012 Wi-Fi

 カスタムROM実験目的兼動画視聴用目的のアレ。

 動作が重すぎて、結局使わず下敷きになっていることが多かったため売却。

 

LG Style 3 L-41A

 フォロワーさんからいただいた端末。

 845搭載で廉価な端末として有名な機種だった。しかし、LGのチューニングのせいか、タッチ追従がやや追いつかないように見えた。

 ソフトウェア問題はともかく、スマホが増えすぎたため断捨離で別のフォロワーさんにあげた。

 

来る端末

断捨離で減らしたはずなのにまた増やしてしまってる...!?

 

arrows 5G F-51A

 ついにarrowsに進出。

 Xperia 5 Ⅱの入れ替えで購入。主にミリ波用...のはずだが1日しか遊んでいない()

 主にゲーム用途の端末となっている。あと一応電波測定用。

 フォロワーさん談によれば冷却機構の欠陥で5G通信を特に夏場に多く行うとRF(通信チップ)が死んでしまうらしい。

 

arrows NX F-02H

 フォロワーさんから購入。

 フォロワーさんがどうしてもarrowsの魅力を布教したいとのことだったのでそれならばと購入。悪くない。

 

AQUOS R2 706SH

 フォロワーさんから購入。

 背面バッキバキ。でも幾三IGZOのなめらかハイスピード液晶による約120Hz駆動はすごい。タッチ感覚はAQUOS特有で特にスクロールが気持ち悪い。

 

iPhone 5s

 お前またかよと思われそうだがこれはただの5sではない。

 貴重なiOS 7.0.6搭載のiPhone 5sである。

 基本的にiOSは特例がない限りはOSをダウングレードできないため、古いOSは貴重である(5sの場合はcheckm8で10.3.3へのダウングレードが可能)。

 

Xperia XZ1 Compact G8441

 お前(以下略)

 フォロワーさんから購入。めっちゃきれい。

 これでBlack、Horizon Blue、そして今回のWhite Silverと来たので、このまま全色コンプ目指したい。

Fire HD 8 Plus

 ブラックフライデーで安かったんで...()

 Nexus 7の置き換えで時計兼動画視聴用。悪くない。

結局

 断捨離のつもりで金もないからって手放したはずなのにさらに増やしてしまって気づけば再び手持ち30台の世界...

 どうやら私の場合、放っておいてもスマホが増えてしまう病気のようだ。

 まぁコレクションは楽しいので今後もぼちぼちと集めていきたい。

 

 

いじょ。

さとくん

Let's noteも語りたい。

先日ThinkPadについて語ったばかりですが、今回はLet's noteについて。

 

Let's noteとの出会い

私は中学のころから親にdynabookを与えられてはいましたが、当時はまだ自由にいじれるものではなくあくまで半分借り物のような状態でした。

 

そんな高校1年生の時、初めてバイトをして買ったのがLet's noteでした。

当時のフォロワーさんにかなりの破格で譲っていただいたものになります。

 

そのLet's noteというのがこちら。

CF-W8という機種でした。

当時5000円ほどで譲っていただいたものになります。

 

スペックは以下。

Intel Core 2 Duo U9400 @ 1.4GHz

DDR2 4GB

DVDドライブ搭載。

Wi-Fiなし

 

この子はなんだかんだかなり長い間お世話になっていました。

旅先に行くときには必ず持って行ってたし、Windows 10 Insider Previewの実験台にも、そしてUbuntu含む数多くのLinuxの実験台になってくれたり、高校1年の間のPC生活には常にこいつがいました。

 

そして現在でもたまに引っ張り出しては使っていたりします。

あと大学入って最初のほうは自宅サーバー代わりにもなってくれていました。

 

Let's noteに沼る。

こうして初めてまともに自分で所有したノートPCがLet's noteとなったわけですが、実際かなり気に入ってしまいました。

いいポイントは後で語るとして、個人的に使っていてとてもいい機種だと感じました。

 

そんな中、ある日突然CF-SX2を貰います(過去記事掲載済み)。

CF-SX2はわずか1か月ほどで自分の不注意で起動不可能となってしまいましたが、個人的にはかなり気に入った機体でした。

 

CF-SX2のスペックは以下。

Intel Core i5-3320M

DDR3 8GB

128GB SSD

DVDスーパーマルチドライブ搭載

Wi-Fi+Bluetooth搭載

 

超低電圧版Core 2 Duoから大幅にスペックアップし、Bluetoothにも対応。

この子もまた、旅先に持ち歩いたりしていました。

...が、ある時Hackintoshをしようとして改造BIOSをいじった瞬間...二度と起動しなくなりましたorz

 

とはいえ、CF-SX2はすごく気に入った機体で、私のLet's note好きをさらに加速してくれた機体でした。

 

Let's noteの特筆すべきいいところ

・堅牢性

 ThinkPadでも堅牢性はすごいといいましたが、Let's noteはそれらとは一線を画したものになっています。

 ThinkPadは初代モデルでの反省で堅牢性を高めていますが、Let's noteは開発初期段階から堅牢性を持っています。そしてこの堅牢性は、現場の声を聞き現在でもさらに高められています。

 Let's noteを開発・製造しているPanasonicは、あのTOUGHBOOKも製造しています。

 TOUGHBOOKといえば常識離れした堅牢性を持つPCとして有名ですが、そのノウハウはLet's noteにも受け継がれています。

 さすがに防水性能まではありませんが、落下しても大丈夫なように設計されており、公式でも実際の試験映像を公開しています。この落下試験は30cmからの26方向の落下(面落下、側面の落下、斜め方向の落下等)や、76cm(デスクを想定)からの落下を想定したものになっており、万が一の際も安心です。

 事実、私自身もLet's noteをメインで使用していた際には何回かヘビーに落下させてしまったことがありますが、いずれの場合も壊れたりはしませんでした。

 

 また、ヒンジの耐久性についてもテストされており、経年劣化したノートPCにありがちなヒンジの劣化によって画面がすぐ倒れてしまう、といったことはありません。

 私もこの記事を書いている前日にCF-W8(2009年発売)を使用していましたが、ヒンジが弱っているようなことは全くなく、開ける際にもしっかり適度な抵抗感がありました。

 

 さらに圧力が加わってしまった際のことも考えられており、Panasonicでは100kgfの加圧試験を行っています。これは主に満員電車を想定しているそうですが、私の住んでいるところは田舎なのでそんなものはありません()

 ですが、うっかりPCの上に気づかずに座ってしまうことはあり、この場合でも壊れてしまうことはありませんでした。

 

 Let's noteの天板はとても特徴的で、まるで車のボンネットのような形状をしています。これが圧力をうまく分散させるための構造となっており、壊れにくくなっています。さらに、この構造は先ほどの落下時の衝撃分散にも役に立っています。

 

・キーボード

 Let's noteのキーボードはかなりこだわられています。

 初期のほうはそれほど特色のないキーボードでしたが、2010年ごろから所謂リーフ型キーボードというものが採用されています。これは名前の通り、キーが葉っぱのような形になっているものです。

 この形の利点として、明らかに指がキーに引っ掛かりにくくなっています。そのため、大量の文字を打つような場面でもミスタイプが少なくなるようになっています。

 さらに、ThinkPad同様キーストロークも比較的深めに設定されています。個人的な感想ですが、やはりキーボードのキーストロークはある程度深さがないと厳しいものがあるなぁと感じています。

 

 また、ここにも堅牢性が備わっており、Panasonic内では打鍵試験として長時間ひたすらにキーを打ち続けるという試験もされています。

 

・豊富な拡張性

 Let's noteは他のPCよりも圧倒的な拡張性に優れています。

 現在ではあまり使われないVGA端子や、通常サイズのUSBポート、LANポートにHDMIポート等、昨今のPCでは省かれがちな端子もしっかり備えています。

 今時あまりVGA端子を使うことはないかもしれませんが、プレゼン等で古いプロジェクターしか用意していない場所もあったりします。その際にとても役に立ちます。

 こうした後方互換も確保しつつ、いち早くノートPCでPDに対応したりと、先進的な端子にも対応しているのも特徴です。

 

・堅牢性を確保しつつ軽量

 これだけ堅牢性を確保していると、どうしてもやや重くなってしまうものですが、なんとモデルによっては1kgを切っているものも存在します。

 いくら頑丈でも重ければ持ち運びたくはないものですが、これであれば持ち歩くのにも便利で気兼ねなく使うことができます。

 

・真の「日本製」

 国内メーカーでも日本製を謡うものがありますが、それらは「設計だけは日本」だったり、「最後の検査は日本」だったりと、最初から最後までは日本国内で行っていません。

 ですが、Let's noteに関しては設計から製造、検査、そして修理までも日本国内、Panasonic神戸工場にて行われています。

 信頼性でいえばLet's noteの右に出るものはありません。

 

現場に最適なLet's note

Let's noteはこうした頑丈性やキーボード等、現場の声に寄り添った製品開発をされていますが、その信頼性は多数の方面で生かされています。

 

例えば、記者会見の際に記者席を見てみてください。

多数の記者がLet's noteを使っているのがわかると思います。

これはキーボードの形や打ちやすさにこだわっているからこそ、そして移動中でも記事を書かなければならない中で堅牢性にこだわっているからこそ選ばれているのです。

 

さらに、仕事をする人の中でもLet's noteは意外と選ばれていたりします。

特に企業でまとめて導入するパターンが多く、中古市場ではそうしてリース落ち品が出回っています。

外回りの営業などで頑丈なものが選ばれる中、Let's noteはそうした用途では最適です。

 

まとめ

Let's noteははっきり言って高いです。

コストパフォーマンスで見たら最悪です。

それでも買う人たちがいます。

 

なぜか。

 

Let's noteならではの現場の声に寄り添った様々な特徴があるからです。

そして、設計からアフターサービスに至るまでをすべて日本国内で行い、幾回も厳しい試験を繰り返しています。

ここまでこだわっているPCは、Let's note以外ありません。

 

私自身、前回の記事でThinkPad信者になったといいましたが、今でも選べるならぜひLet's noteを選びたいです。

それだけこだわられているからこそ、現場で多くの方に選ばれているのだと思います。

価格は高いですが、その代わりそこに見合うだけのこだわりと信頼性を兼ね備えたものがLet's noteなのです。

 

私は残念ながらそこまで出せないのでLet's noteを今後選ぶ際はどうしても中古品になるか、もしくは他機種になるとは思いますが、今でも大好きです。

 

一応お約束として補足しますが、他機種を貶める意図はなく、それぞれの機種ならではの個性が好きだということは頭に入れていただきたいと思います、

今回はLet's noteの記事であるため、このような感じになっています。でも実際、今でもLet's noteはめちゃくちゃ欲しいです。

 

とてつもなく長い文章になってしまいましたが、私が初めて自分で購入して寄り添ったノートPCであるLet's noteの魅力が、少しでも多くの人に届けばいいなと思います。

 

 

以上戯言。

さとくん

ThinkPadを、語りたい。

こんにちは。

ThinkPad X280を手に入れて以来すっかりThinkPadファンのさとくんです。

 

今回は、この素晴らしきThinkPadについて紹介したいと思います。

 

実は...

めちゃくちゃベタ褒め記事書いてますが、つい数ヶ月前までThinkPadアンチでした。

理由は至極簡単。中華企業だからってところでした。

 

Lenovoって割と悪い噂を聞いてばかりで、「サポート体制は最悪」だったり、「BIOSレベルでスパイウェアを入れている」だったりと、あまりいい噂を聞きませんでした。

それに、もともと私自身が中華系アンチだった、というのもありました。

 

ですが、やはり聞いてみると最近のThinkPadスパイウェアが入ってなくて、実際に検知されなかったよ~っていう報告を聞いたり、単純にThinkPadの製品としての魅力だったりといいことも多いようでした。

 

それに、私は以前までレッツノート信者だったのですが、レッツノートっていかんせん中古ですら高いんですよね。

頑丈さはいいけれども、あまりに高すぎるのは単純に破産してしまいます。

 

それならば同じ頑丈でも、比較的市場に出回っていてかつ安いThinkPadのほうがええやん、ということで秋葉原で安売りされていたのもあり、ThinkPadデビューしてみることにしました。

 

中華のようで中華ではないThinkPad

見出しが意味不明に見えますが、間違ってはいないんです。

ThinkPadは旧IBM時代に、日本人によって生み出されました(詳しくはThinkPad 700cで検索!)。

 

以来、PC部門がLenovoに移管されてからもThinkPadだけは日本の大和研究所というところで開発されています。

現在のサイトマネージャーさんは2002年にIBMに入社され、以降Lenovoに移管されても開発に携わってきた方になっています。

 

詳細はググっていただいたほうがわかりやすいですが、様々なインタビュー記事を読んで思ってみた総評は、

 

「今も昔もThinkPadの製品コンセプトそのものは変わらないんだな。」

 

ということでした。

確かに、サポート体制はLenovoに移管されてから悪くなっているらしいですし、それ以外でも粗が目立つ点があります。

 

しかし、ThinkPad初期からの堅牢性、Trackpoint含む入力デバイスの操作性など、昔からの伝統はしっかり受け継がれています。

 

ここで、私が思うThinkPadの良さ、といったところを紹介したいと思います。

 

私の思うThinkPadの良さ

・キーボード

 ノートPCでは薄型化がトレンドとなっており、もちろんこれはThinkPadでも変わりません。

 ですが、薄型を重視しすぎることはキーボードの感触にも影響を与えます。

 例えば某A社のPCではあまりにも追求しすぎた結果、ぺちぺちとした感触になってしまいました。これは後に戻されましたが、個人的にはやはり打ちづらいなと感じました。

 

 一方、ThinkPadは比較的キーストロークは深めです。

 これでも昔よりは浅くなっているそうですが、ノートPCにしては非常にしっかりとした打鍵感となっています。

 だからと言ってキーストロークが重すぎることもなく、こうしてブログ記事を書いていてもあまり疲れません。

 

・頑丈さ

 昨今では薄型化がトレンドとなっていますが、そうしたPCは基本的に壊れやすくなっています。

 例外的に薄くしてさらに堅牢性も兼ね備えているdynabookとかいう変態もいますが、基本的には薄型化と頑丈さはトレードオフになっています。

 

 一方で、ThinkPadは開発初期の方の段階から堅牢性をコンセプトに開発されています。

 というのも、初代ThinkPad 700cにてある顧客から修理の依頼が来た際、その状態に当時の大和研究所メンバー一同が驚いた、ということがあったためです。

 当時のThinkPadは現代換算でとんでもないほどの価格のものだったのに、意外と大切に扱われないということに衝撃を受けたそうな。

 ※参考リンク↓

korya-sugoi.com

 

 Lenovo品質だから壊れやすいんじゃないの、と思われるかもしれませんが、ThinkPadに限ってはちょっとやそっとで壊れたという報告をあまり聞きません(当社調べ)。

 むしろ外に持ち出してハードに使う人は多いですし、実際私も扱いはそんなに丁寧ではないほうです(笑)。

 

 さらに言えば、ThinkPadは比較的初期の方からスペースシャトルや宇宙ステーションで使われているという実績があります。

 宇宙というのは地球以上に条件は過酷ですが、それでも使われ続けているというあたり、信頼性がかなりあるものだとわかります。

 

Trackpoint

 みんな口をそろえて赤ポチは使いやすいといいますが、これは本当に使ってみればわかると思います。

 私自身、初見で触ったときはタッチパッドほどの操作感でないことに違和感を覚え、これのどこが使いやすいんだ?と首をひねっていました。

 

 しかし、それでもひとまずは使ってみようと思い使ってみると、もう手放せないものになりました。

 私自身、家で仕事や学校のことを持ち込まないプライベート専用機でMacBook Pro 13-inch 2018を使用しているのですが、たまにThinkPadの癖で赤ポチのある所に指を置いてしまい、虚無をぐりぐりしようとしてしまうことがあります(笑)。

 それくらい、ThinkPadの目玉であり魅力的なものが、このTrackpoint、通称赤ポチなのです。

 

 赤ポチ自体、ThinkPad 700cからあるものなんですよね。

 かつての7段キーボードが廃止されたり、タッチパッドがつくようになったり、分解性が昔よりなくなっていったりしている中で、これだけはずっと残り続けている貴重な個性です。

 

・意外と軽い

 世の中1kg切っているようなノートPCが増えてきて、あの例の変態dynabookですら1kg切りかつMIL Specとかいう頭おかしいことしていますが、それでもこの頑丈な機体で1.0~1.1kg程度というのは頑張っていると思います。

 

 私は現在X280をメインで使用していますが、1.1kgとは思えないほど軽いです。

 バッテリーも別に死ぬほど持たないわけではないし(私のは劣化しているためかやや減りが早い気がしないでもないけど)、軽さと堅牢性、バッテリー駆動時間を両立させられているのはすごいと思います。

 

ThinkPadのすごさ

いい点の中でも言いましたが、ThinkPadに関して特筆すべき点は、宇宙でも使用されているという点だと思います。

 

私、昔はかなり宇宙に興味があり、つくばのJAXAに行ったりしていました。

宇宙ステーションの実際の構造を再現したスペースもありましたが、そこに置かれていたのはThinkPad

そして実際に宇宙ステーションでの写真や生中継等を見ても、ThinkPadが映り込んでいることがよくあります。

 

逆に言えば、ほかのPCは宇宙で使われていません(当社調べ)。

ThinkPadだからできる、NASAJAXAも認めるほどの信頼性を持っているのだなぁとあらためて実感します。

 

勘違いしてほしくないけど

私自身は特段ほかのPCを貶めたい、劣っている、などと強く批判するつもりはありません。

事実、私自身今でもレッツノートdynabookMacBookなども所持していますし、それぞれのモデルにそれぞれの個性がありますし、さらに言えばMacBook以外に関してはかつて熱狂的な信者だったこともあります。

私はどのモデルの個性も大好きです。

 

でも人間ですから、どれかを贔屓してしまいたくなるのは当然です。

そういった気持ちの下、今回の記事を執筆しています。

どうか気分を悪くなさらないようにしていただければ幸いです。

 

まとめ

ThinkPad X280を秋葉原で買って以来、すっかりThinkPadの虜になってしまいました。

あの出会いはたぶん運命だったと思います。

 

現行のThinkPadはやや高いですが、少し頑張ってでも次もThinkPadを買おうと思ってます。

 

 

以上戯言。

読んでくれてありがとうございました。

 

さとくん