DiskpartでCleanして事故ったけど何とかなった話【提供記事】
※この記事はMiniTool様からの提供を受けて執筆しております。
最近雪溶けてきたなーって思ってたらもう高校3年生ですよ。
ついに僕も受験生か...
どうも、さとくんです。
今回は、最近あったやばい事故と、その解決に至るまでのことについてお話ししようと思います。
事故って何があったの?
それは数日前のこと。
Windows Server 2022 Insider Preview版が公開され、私もインストールしようと思っていたのです。
しかし、現在私のPCは没収中。
PCを借りてインストールしようにも、外付けHDD化できるケース(中にSATA→USB変換基板がある)からのUSBブートからではOS上でのインプレースアップグレードは無理、USBメディアからのブートをさせても、USB接続されたドライブへは通常のsetup.exeを利用したクリーンインストールもできません。
そこで、以前にWindows 10を外付けSSDに入れた時のことを思い出し、dismを利用して手動展開をしようと思ったのです。
参考記事
通常の方法でWindowsをインストールできない場合の“超抜け道的”対処方法:山市良のうぃんどうず日記(77)(2/2 ページ) - @IT (atmarkit.co.jp)
で、以前にWindows Server 2019 Standardの評価版をインストールしていたのですが、そのHDD、パーティションをいくつか切っていたんですね。
その構造がこんな感じ
・Windows RE
・Windows Server 2019 (約40GB)
・Shared-Data (データ保管用) (約160GB)
・メーカー純正リカバリ領域
で、通常なら一回HDDをまっさらにフォーマットして、そこでWindowsシステム用に改めてパーティションを切るんですけど、データ入っている以上、移動めんどいなって思ってWindows Serverのパーティションだけフォーマットしよう!と思ったわけですよ。
それがあかんかった。
その考えで操作を一つミスった結果...WD Blueの250GB HDDのデータがすべて消えました。
実際の様子の再現がこちら。
本来、"ボリューム"をWipeするときは「format」を使うんですけど、何を血迷ったか、ディスク自体をWipeしてしまう「clean」をしてしまったんですね。
実行後に出てきたテキストを見て、血の気が引きました。
「Diskpartはディスクを正常にクリーンな状態にしました。」
ん?「ディスク」をクリーンな状態...?ボリュームではなく...?
...
え、これってまさか...
▂▅▇█▓▒░(‘ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああああ
いやね、今まで手持ちのUSBメモリの中身が消えたらどうするかとか、スマホのデータが消えたらどうするかとかについては考えてましたよ?
サーバーから戻せばいいじゃん。って。
その肝心のサーバーが落ちた時のことを考えていませんでした。
解決策を求めて
めっちゃググりました。
データ復元ソフトを探し回り、また、Twitterでもフォロワー様に聞いたりしました。
まず教えてもらったのが、resto428.exeというもの。
復元(ゴミ箱に消したファイルを復活) インストール ガイド (jpn.org)
だいぶ昔に開発されたソフトで、アイコンもWindows XPのごみ箱まんまw
フォロワー様はこれで実際にSDカードのデータを救出できたようで、じゃあ物は試しと導入。
しかし...スキャンがやたら遅い!
250GBのHDDは確かに大容量ですが、それにしてもスキャンにかかりまくり。8時間回してやっと12%くらいでした。こんなんじゃ何日あっても足りないし、借り物のPCだから時間はかけられない。
次にググって見つけたものが、Easeus Partition Masterというもの。
EaseUS®公式サイト|無料のパーティション管理ソフト - EaseUS Partition Master Free
パーティション管理ソフトとしては非常に有名で、僕もパーティション移動で数回使ったことがありました。
いざ、パーティションスキャンをかけると、resto428よりも早くスキャンはされるし、今までのパーティション構造もしっかりと残ってる。
※間違えて消去してしまったディスクには、何も書き込みをしないようにしましょう。Diskpartのclean (clean allではない)や、Windows上でのクイックフォーマット程度であれば、まだ読み取れる可能性はあります。
これはいけるんじゃないのか...?とおもって復元ボタンを押すと...
「復元は有料版の機能です。アップグレードしてファイルを復元しましょう」 (こんな文章だった気がする。)
あ、、
だめだ...
次にググって出てきたのがMiniTool Partition Wizard。
成功事例も数件、サクラではなさそうな個人のブログとかにあったので、これはいけるんじゃね...?と思い、スキャンを進めるも...
※ここからスキャン開始画面(フルスキャン選択画面)までは、復旧後に撮影した画像になります。
やはり世の中そう甘くない。
復元は有料版必須。(スクショ撮り忘れた)
あきらめかけていましたが、ふとあることを思い出しました。
あれ...? MiniToolって言えば...
そういえば今回、「MiniTool Partition Wizardを試してみませんか?」と提案を受けていました。
それで有料版ライセンスもいただいていたのを思い出しました。
不幸中の幸い(?)にも、何とか復元できそうな希望の光が見えてきました。
いざ、復元。
最初に注意
・このパーティション復元作業は、MiniTool Partition Wizardの有料版の機能です。
無料版では、パーティションの確認しかできませんので、復元を実際に行う場合には有料版をお使いください。
先ほどのように、もう一度フルスキャン。
そして、復元したいパーティションを選択。
一番上のチェックを外すと、復元したいパーティションが選べるようになります。
「完了」を押し、左下の「適用」を押すと、復元作業が開始されます。
完了したら、Win+Xから「ディスクの管理」を選び、
復元したいドライブの項目まで移動します。
その後、適当にドライブレターを割り当てます。
すると、Windows上で認識されます。
んで、結果どうなん?
なんとですよ、なんとですよ...
全部戻ってきました...
しかし、ただ復元できただけではダメ。
中身が開けないと意味がありません(実体験あり)
おい、きちんともどってるやないか...
...というわけで、私の失った約110GB近くのデータはきちんと帰ってきましたとさ。
まとめ
今回は、MiniTool Partition Wizardを使ってファイルを復元してみました。
マジでこのファイルたちは消えたら死ぬところだったので、戻ってきてよかったです。
一つ、復旧の成功率を上げるための必須事項があります。
万が一、Diskpartでclean (clean allは無理)や、Windows上でクイックフォーマットしてしまった場合、何も書き込まないでください。
できれば外付けHDDなり、外付けSSDなりの事故った記憶装置は接続解除しましょう。
万が一書き込みを行ってしまうと、復旧できるはずの部位に別のデータが上書きされてしまい、復旧不可となる場合がほとんどです。
事故ったら何もいじらないようにしましょう。
ふぅ...これでやっとほっと胸を撫で下ろせます。
今日はよく眠れそうですねw
いや~、本当によかったよかった。
今回はここまで。
それではまた。
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※今回のPartition Wizardについてのリンクはこちら。