ThinkPadを、語りたい。
こんにちは。
ThinkPad X280を手に入れて以来すっかりThinkPadファンのさとくんです。
今回は、この素晴らしきThinkPadについて紹介したいと思います。
実は...
めちゃくちゃベタ褒め記事書いてますが、つい数ヶ月前までThinkPadアンチでした。
理由は至極簡単。中華企業だからってところでした。
Lenovoって割と悪い噂を聞いてばかりで、「サポート体制は最悪」だったり、「BIOSレベルでスパイウェアを入れている」だったりと、あまりいい噂を聞きませんでした。
それに、もともと私自身が中華系アンチだった、というのもありました。
ですが、やはり聞いてみると最近のThinkPadはスパイウェアが入ってなくて、実際に検知されなかったよ~っていう報告を聞いたり、単純にThinkPadの製品としての魅力だったりといいことも多いようでした。
それに、私は以前までレッツノート信者だったのですが、レッツノートっていかんせん中古ですら高いんですよね。
頑丈さはいいけれども、あまりに高すぎるのは単純に破産してしまいます。
それならば同じ頑丈でも、比較的市場に出回っていてかつ安いThinkPadのほうがええやん、ということで秋葉原で安売りされていたのもあり、ThinkPadデビューしてみることにしました。
中華のようで中華ではないThinkPad
見出しが意味不明に見えますが、間違ってはいないんです。
ThinkPadは旧IBM時代に、日本人によって生み出されました(詳しくはThinkPad 700cで検索!)。
以来、PC部門がLenovoに移管されてからもThinkPadだけは日本の大和研究所というところで開発されています。
現在のサイトマネージャーさんは2002年にIBMに入社され、以降Lenovoに移管されても開発に携わってきた方になっています。
詳細はググっていただいたほうがわかりやすいですが、様々なインタビュー記事を読んで思ってみた総評は、
「今も昔もThinkPadの製品コンセプトそのものは変わらないんだな。」
ということでした。
確かに、サポート体制はLenovoに移管されてから悪くなっているらしいですし、それ以外でも粗が目立つ点があります。
しかし、ThinkPad初期からの堅牢性、Trackpoint含む入力デバイスの操作性など、昔からの伝統はしっかり受け継がれています。
ここで、私が思うThinkPadの良さ、といったところを紹介したいと思います。
私の思うThinkPadの良さ
・キーボード
ノートPCでは薄型化がトレンドとなっており、もちろんこれはThinkPadでも変わりません。
ですが、薄型を重視しすぎることはキーボードの感触にも影響を与えます。
例えば某A社のPCではあまりにも追求しすぎた結果、ぺちぺちとした感触になってしまいました。これは後に戻されましたが、個人的にはやはり打ちづらいなと感じました。
これでも昔よりは浅くなっているそうですが、ノートPCにしては非常にしっかりとした打鍵感となっています。
だからと言ってキーストロークが重すぎることもなく、こうしてブログ記事を書いていてもあまり疲れません。
・頑丈さ
昨今では薄型化がトレンドとなっていますが、そうしたPCは基本的に壊れやすくなっています。
例外的に薄くしてさらに堅牢性も兼ね備えているdynabookとかいう変態もいますが、基本的には薄型化と頑丈さはトレードオフになっています。
一方で、ThinkPadは開発初期の方の段階から堅牢性をコンセプトに開発されています。
というのも、初代ThinkPad 700cにてある顧客から修理の依頼が来た際、その状態に当時の大和研究所メンバー一同が驚いた、ということがあったためです。
当時のThinkPadは現代換算でとんでもないほどの価格のものだったのに、意外と大切に扱われないということに衝撃を受けたそうな。
※参考リンク↓
Lenovo品質だから壊れやすいんじゃないの、と思われるかもしれませんが、ThinkPadに限ってはちょっとやそっとで壊れたという報告をあまり聞きません(当社調べ)。
むしろ外に持ち出してハードに使う人は多いですし、実際私も扱いはそんなに丁寧ではないほうです(笑)。
さらに言えば、ThinkPadは比較的初期の方からスペースシャトルや宇宙ステーションで使われているという実績があります。
宇宙というのは地球以上に条件は過酷ですが、それでも使われ続けているというあたり、信頼性がかなりあるものだとわかります。
みんな口をそろえて赤ポチは使いやすいといいますが、これは本当に使ってみればわかると思います。
私自身、初見で触ったときはタッチパッドほどの操作感でないことに違和感を覚え、これのどこが使いやすいんだ?と首をひねっていました。
しかし、それでもひとまずは使ってみようと思い使ってみると、もう手放せないものになりました。
私自身、家で仕事や学校のことを持ち込まないプライベート専用機でMacBook Pro 13-inch 2018を使用しているのですが、たまにThinkPadの癖で赤ポチのある所に指を置いてしまい、虚無をぐりぐりしようとしてしまうことがあります(笑)。
それくらい、ThinkPadの目玉であり魅力的なものが、このTrackpoint、通称赤ポチなのです。
赤ポチ自体、ThinkPad 700cからあるものなんですよね。
かつての7段キーボードが廃止されたり、タッチパッドがつくようになったり、分解性が昔よりなくなっていったりしている中で、これだけはずっと残り続けている貴重な個性です。
・意外と軽い
世の中1kg切っているようなノートPCが増えてきて、あの例の変態dynabookですら1kg切りかつMIL Specとかいう頭おかしいことしていますが、それでもこの頑丈な機体で1.0~1.1kg程度というのは頑張っていると思います。
私は現在X280をメインで使用していますが、1.1kgとは思えないほど軽いです。
バッテリーも別に死ぬほど持たないわけではないし(私のは劣化しているためかやや減りが早い気がしないでもないけど)、軽さと堅牢性、バッテリー駆動時間を両立させられているのはすごいと思います。
ThinkPadのすごさ
いい点の中でも言いましたが、ThinkPadに関して特筆すべき点は、宇宙でも使用されているという点だと思います。
私、昔はかなり宇宙に興味があり、つくばのJAXAに行ったりしていました。
宇宙ステーションの実際の構造を再現したスペースもありましたが、そこに置かれていたのはThinkPad。
そして実際に宇宙ステーションでの写真や生中継等を見ても、ThinkPadが映り込んでいることがよくあります。
逆に言えば、ほかのPCは宇宙で使われていません(当社調べ)。
ThinkPadだからできる、NASAやJAXAも認めるほどの信頼性を持っているのだなぁとあらためて実感します。
勘違いしてほしくないけど
私自身は特段ほかのPCを貶めたい、劣っている、などと強く批判するつもりはありません。
事実、私自身今でもレッツノートやdynabook、MacBookなども所持していますし、それぞれのモデルにそれぞれの個性がありますし、さらに言えばMacBook以外に関してはかつて熱狂的な信者だったこともあります。
私はどのモデルの個性も大好きです。
でも人間ですから、どれかを贔屓してしまいたくなるのは当然です。
そういった気持ちの下、今回の記事を執筆しています。
どうか気分を悪くなさらないようにしていただければ幸いです。
まとめ
ThinkPad X280を秋葉原で買って以来、すっかりThinkPadの虜になってしまいました。
あの出会いはたぶん運命だったと思います。
現行のThinkPadはやや高いですが、少し頑張ってでも次もThinkPadを買おうと思ってます。
以上戯言。
読んでくれてありがとうございました。
さとくん