ThinkPad X280を約半年間使用しての感想
あけおめことよろ。
ThinkPad X280のおそらく最下位モデルを購入し、実際に大学や旅の時に持ち出して使用し始めてからおよそ半年経過しました。
いろいろといい面、悪い面見えてきましたのでまとめておきます。
おさらい
・どこで買ったの?→PCコンフル 秋葉原4号店。
・いくらで買ったの?→当時の末端価格29,800円。
・スペックは?→Core i3-8130U、4GBメモリ。
・どこか弄った?→フルHD液晶化、SSDをM.2 SATA 128GBからNVMe 500GBへ。
・致命的な不具合は?→今のところない。
お急ぎの方用
・割といい機種です。
・スペック控えめだけどレポートとかネット見るくらいならまずまずかな。
・薄くて軽いんでよく持ち歩いてます。
・メモリ4GBだけがつらいっす。
以下暇人用です。
良かった点。
・薄型軽量
X280の最大のポイント、それは薄さにあると思ってます。
従来機種のX260等と比較すると一目瞭然です。
一般的な単行本と比較してもこの通り。
メモリスロットが廃止されてオンボードになったり、2.5インチSSDからM.2になったりと拡張性はなくなりましたが、その代わりものすごく薄くなっています。
どうしてもノートPCという立場上持ち歩くことが多いわけですが、これに関しては持ち歩くのもあまり苦になりません。
第8世代プロセッサ搭載
Windows 11からはセキュリティの観点(主にSpectre、Meltdown対策)でIntel 第8世代、AMD Zen2以降が必須条件になりました。
X280は名前の通り(ThinkPadシリーズでは3桁の数字のうち百の位が画面サイズ、十の位が搭載プロセッサの世代を表しています)Intel 第8世代プロセッサを搭載しています。これにより、より高いセキュリティはもちろん、最近の処理で求められるような拡張命令にも対応しています。
X280は2018年発売とやや古い機種ではありますが、このおかげでまだまだ使えるモデルとなっています。
...簡単に言えばWindows 11をゴニョらなくても入れられるっつーことです!!
USB Type-C給電に対応
何気にこれは大きいです。
昨今大容量なモバイルバッテリーが多数登場し、USB Type-CポートからPD(Power Delivery)経由での充電も珍しくなくなりました。そのような中で、ノートPCのためだけにACアダプタを持っていくのは面倒です。
そこでUSB Type-C給電に対応したX280であれば持っていくケーブルを減らすことができます。泊りがけでなければ私もモバイルバッテリーとUSB Type-Cケーブルだけで外へ出ることも良くあります。
私はあまり使いませんが、Thunderbolt 3に対応したポートもついているので画面出力等もUSB Type-C経由で可能です。
...ちなみに私の場合逆にX280のACアダプタだけを持っていき、もしX280のバッテリーが残っていればスマホにACアダプタを刺してPD充電することをよくやっていますw
キーボードが打ちやすい
ノートあるあるですが、薄型化を追求するあまりキーボードペチペチ勢が意外といます。最近は改善してるようですが某A社とか某A社とか...
ThinkPadはキーストロークがそれなりに深く設計されており、さらにキーピッチも意外と広めにとられています。
こうしてブログを書く時も割と打ちやすいなと感じます。
レポートなんかは長文を書くことも多いので、キーボードが打ちやすいのは学生には特に重要なポイントですね。
悪かった点
正直最下位モデルを買ったせいが大半です。
メモリが足りない
最下位モデルにケチった弊害です。
4GBはさすがにWindows 11には足らんぜよ。
...とはいえNVMe SSDにしてるからかスワップ発生してもあまり不快ではないし、そもそもWindowsはメモリ圧縮が優秀なので割とどうにかはなっちゃったり。
CPUパワーが少し足りないかも...
言うほど気にすることでもないんですが、それでも少し不足は否めないなぁという印象。
普段せいぜいレポート書いたりネット見る程度なんで気にはならないんですけど、特にネット見るときにふとしたタイミングで処理がもたついたりするんですよね。
まぁ基本的にパワーが必要な作業は全部母艦マシンにRDPして丸投げしてるんでいいんですけど、欲を言えばもう少し欲しいなぁという印象です。
まぁ悪い点に関しては最下位モデルのせいであり、最初からi5-8250U/8GBモデル買えば解決なんですけどね。
総評。
不満はいくつかありますが、個人的には悪くないと感じてます。
正直これ以上パワーがあっても持て余すし、それはそれでもったいないです。
安いもんを買ったんだからそれなりの性能、として割り切ると出先用マシンとしては非常に優秀な薄型軽量ノートでした。
実際8月以降MacBook Pro買ったり他いろいろノート買ってますけど、MacBook Proに関しては売っちゃったし(これは金がなかったせい)ほかのノートはあんま使ってません。
なんだかんだ最近買ったノートでは一番頻繁に使うし、(稼働時間的に)一番長く使ってると思います。
よく「余裕持たせて早く処理進めよう」と言われますが、それならそれは母艦のRyzen 5 3500のデスクトップにRDPして丸投げで全部やらせちゃうんですよね。
だから個人的な使い方だと全く出先用ノートにコストをかける気にならない。
最低限セキュリティ面としてWindows 11公式対応していて、文書やEdgeがイラつくほど遅いわけでもない動作をしてくれれば十分です。
そういった面では、X280は安くなってるし十分使えるノートとしてはいいと思います。
ただ、やはり性能が上の新しめのやつを見るとほしくなっちゃうのがガジェット好きの性というもの。
ほかのノートほしいなぁとは思いつつも、金欠だしX280の現状でも困ってはいないしなぁということで買い替えタイミングを見失ってます。
簡潔にまとめるなら「それなりに使えて安い最低保証ライン」がこのX280(i3/4GBモデル)だと思います。
いつ買い替えになるかわからないし、もしかしたらそれは今年かもしれないけど、それまでは大切に使うと同時にどこまでも連れ出していこうと思います。
今日はここまで。
さとくん