かなりお久しぶりです。
今回は昨年12月にPixel 8を購入し約半年間使用したのでその中で感じた良かった点・悪かった点などをレビューしていきたいと思います。
購入の経緯
私は今現在某家電量販店にて某キャリアの販売員をしているのですが、Pixel 8購入以前まではもともとPixel 7aを使っていました。
しかし、購入当日から画面のフリッカーが出ており(修理に出したが再現性取れず返却)、またパッケージングがコストダウンされているTensor G2では熱かったりまぁ様々な不満が出てしまい、職場で2年間月額1円の施策も出ていたことから買い替えることにしました。
概要
Google Pixel 8
・色: Rose
・高さ/幅/厚さ: 150.5/70.8/8.9mm
・重さ: 187g
・RAM: 8GB
・ストレージ: 128GB
・ディスプレイ: 6.2インチ "Actua Display"
60~120Hz Gorilla Glass Victus 最大2000nits
・バッテリー: 4575mAh
〇カメラ
・背面:
50MP OctaPD広角 (f/1.68、1/1.31インチセンサー)
12MP 超広角 (f/2.2)
・前面:
10.5MP DualPD (f/2.2)
〇通信
・Wi-Fi: Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax) MIMO
・Bluetooth: 5.3
・5G: Sub6 (ミリ波なし)
よかったところ
〇ディスプレイ
Googleが”Actua Display”と謳っているディスプレイですが、特にその輝度の高さに驚かされます。
ピーク輝度最大2000nitsは伊達ではなく、実際に強い直射日光下でもかなり見やすいものとなっています。
特にこれからの季節、より日光が強くなりますが、そうした際に助かること間違いなしです。
また、最大120Hzのリフレッシュレートを持ちますが、60Hzからの可変式であるため消費電力とのバランスもばっちりです。
〇サイズ
Pixel 7aからの買い替えですが、第一印象は「ちいさっ」でした。
7a比で画面サイズは0.1インチ大きくなっていますが、筐体サイズはむしろ小さくなりました。
もともと手がそれほど大きなほうではないので、これは私にとってかなりうれしいポイントです。
重量も7aは193g、8は187gと少し軽くなり、持ちやすいものに進化しています。
〇カメラ
aシリーズではない無印モデルだけあってカメラ性能には妥協がありません。
作例をいくつか挙げてみます。
細部まで見てもノイズもほとんど見当たらず、夜景も白飛びしたりせずきれいに撮影できています。
※ノイズが見えるのは1度Google PhotosにPixel 3から保存画質の節約モードでアップロードしてからダウンロードしているためです...実際はもっときれいです。
さらにフォーカスを合わせて明るさを下げるだけで...'
なんと月まできれいに撮影できてしまいます...
GalaxyのUltraシリーズも月が撮れることで有名ですが、一説によると合成であるという情報も...(撮影時の挙動を見た感じ私もそう感じます...)。
しかしPixelは正真正銘カメラの実力で勝負してきています。
...スマホのカメラでここまで撮影できるのって普通にすごくないですか?
なお前作のPixel 7aと比較した画像がこちら。
左: Pixel 7a、右: Pixel 8
微妙に撮影時間が異なる上、少しだけ構図も違いますが、7aだと特に空のほうのノイズがやや多くなってしまっています。
一方、Pixel 8はノイズも少なく比較的きれいに撮影できています。
スペックシートだけでみると実はPixel 7aのほうが画素数は高い(7a: 64MP、8: 50MP)のですが、センサーのサイズや絞り値などでPixel 8のほうに軍配が上がる感じです。
〇スピーカー
これ、あまり話している人を見ませんがPixel 8って実はとてもスピーカーの音質がいいんです。
私自身、Pixelは6aからメイン運用していますが、6a、7a共にやや音質は劣るなぁ...といった印象でした。
あくまでもやはりスマホスピーカーの域を出ない、なんともやや残念な印象...そんな感じでした。
しかし、Pixel 8を買ったその日に早速YouTubeを見た瞬間...「音、めちゃよくね?」と思わず驚いてしまいました。
やや厳しく言うと高音寄りの少しシャリシャリ感は否めませんが...でもスマホスピーカーにしては低音もよく出ているし、音楽を聴いても特に音質悪いなぁといった感触は全くなかったです。
GoogleはPixel開発時にHTCのモバイルチームを一部買収しました。
HTCと言えば昔日本でもHTC J Oneでbeats Audioとコラボしていたことで有名です。
故に、音質にはかなりこだわっていると思われます。
実際昔Pixel 3aを持っており、現在でもPixel 3を持っていますが、当時基準で見ても音質はそこそこいいほうでした。
今回のPixel 8でその努力が最高の形で出てきてくれたなと思いました。
〇バッテリーシェア
リバースチャージと言ったり、他社だとおすそわけ充電と言ったりしているやつですね。
外出先で友達のiPhoneの残量がピンチ!しかし自分はUSB Type-Cケーブルしかない...ってときやモバイルバッテリーを忘れてしまった...なんてときにめっちゃ役に立ちました。
普段ガッツリ使うものではありませんが、いざというときにはあると役に立つ機能です。
あまりよくなかったところ
〇バッテリー
正直バッテリー持ちはあんまりよくないです。
待機時はまずまず消費電力低いのですが、使い始めると割と早めに減っていきます。
↑のスクリーンショットは執筆日の減り方(仕事に行っていた状態)なのですが、やはり少し減りが早いです。
ただ、5G・120Hzを切るとだいぶ持つようになるので...やはりいずれも電池食いなのは間違いないようです。
個人的には5Gはともかく120HzはTwitterやChromeで調べごとするときに必須なのでこの辺りはどうにかなってほしい気持ちです。
現状、Google Tensorは電力効率が悪いといわれているので今後の開発、特にTensor G5(仮)では現状のSamsung Exynosベースをやめるかも?との噂なので改善されることを願っています...。
〇発熱
Tensor G3はこれまでのTensor Pixelを使ってきた身からすると比較的発熱はマシなほうなのですが...それでもやっぱりゲームなどをすると発熱が気になります。
私は普段Link! Like! ラブライブ!という主にストーリーで3Dが使われるゲームを遊んでいるのですが、割とすぐに発熱してしまいます。
また、ここの所暖かくなってきましたが、外で使っていると本体もやはり暖かくなってきます...。
Exynosベースであるが故発熱しやすい...という噂も一説にはあるようなので、やはり今後の世代で改善されるといいな、と思います。
結局のところ買ってよかったのか?
ここまで様々な点を挙げてきましたが、総じて購入して大変良かった端末だと思います。
個人的には今までのPixelで最も素晴らしい端末だと思います。
カメラはPixel(画素)という名前が示す通り大変すばらしいものですし、良かった点には記載しなかったですが(CMでも大々的に取り上げられていますし...)、消しゴムマジックやかこって検索、Gemini等のAI機能も地味ながら非常に便利です。
私がこのスマホを端的に表すなら
「無難だけど地味に便利な万人向けスマホ」
だと思います。
Pixelって別にほかの端末と比較しても正直どこかがめっちゃ秀でているわけではないし、尖ったところがあるわけではありません。
でも、使ってみると地味ながら毎日使うと生活が便利になるような、そんな機能があったり、定期的に来るソフトウェアアップデート・Feature Dropでさらにパワーアップしたり...と、使い込めば使い込むほどシンプルだけど地味に便利だなぁ...と思います。
私がメイン機に求めていることって「いかに無難であるか」なんです。
もちろん尖った端末も好きですが、日々使うものは無難に使えるものでありたい。
そういった面で、Pixelは最適な端末だと思います。
無難かつ便利、これは他人に勧める時のポイントでもあり、私自身多くの人にPixelを勧めています。聞いてみるとやはりシンプルが故に使いやすいというお声を聞きます。
これまでXperia 5 Ⅱを最後にPixelへ乗り換えて使ってきましたが、Pixel 8はその中でも最高のスマートフォンだと感じました。
Roseのカラーも当初は購入時Hazel以外で(どうしても個人的にはHazelは好きになれませんでした...)、Obsidianと迷っていた時に職場の人から何となくで決めた色でしたが、今となってはかわいくて気に入っています。
2年間月額1円(俗にいう実質1円)で購入した端末ですが、次に買い替えるPixelまで、大事に使っていきたいと思えるような、素晴らしい1台です。
まとめがまとまりないですが(笑)、今回は以上です。
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