iPhone SE しばらく使ってみてのレビュー
4月もいつの間にか終わり、気づいたら5月ですよ…
5月病になってませんか…?
どうもさとくんです。
ちなみに今書いている私は絶賛5月病なのかわかりませんが、体調悪いです()
さて、みなさん。
スマホ、何をお使いですか?
Xperia?Galaxy?
あ、カスタムROM入れて運用している?流石ですねえ!
それとも…iPhoneですか?
iPhoneと言っても…皆さん大抵お使いだと、X以降ではないでしょうか?
あ、6sや7、8なんて人もまだいますね。
しかし、iPhone SEを使っている人はあまりいませんよね?
おいそこ、iPhone SE (2nd Generation)とか言わない!
今回はそんな世の中であえてSEをメインとして約5ヶ月使ってみた人が、ある程度触ってみた上でレビューします。
iPhone SEのサイズについて
iPhone SEを使っている人は耳が腐るほど聞いたことある言葉。
それ、めっちゃ小さくて見辛そう
えぇ、小さいですとも。タブレットに比べたら見づらいですとも。
おそらく、最近の人はスマホをエンタメ用としても捉えているため、そのような意見を持っているのだと思います。
もちろん、4インチサイズでは動画を迫力満点に視聴できるとは言い難いですし、写真をしっかり見る、といった用途には向きません。
しかし、4インチの真価はそこではありません。
4インチの真価、それは…
片手で画面のすべてに手が届く
と言うことです。
え?片手操作なんてしないって?
皆さんそう思われるかもしれません。
今や画面の大型化は当たり前となり、必然的に両手持ちをせざるを得ないからです。
しかし、少し時代を遡るとどうでしょうか。
と言っても、もう10年前とかそこら(!?)ですが…
…
もうこいつらが10年近く前(iPhone 5sは2013年発売のため8年前、iPhone 4sは2011年発売のためちょうど10年前)なんて信じられませんがね…
話を戻すと、古参iPhoneユーザーの一部では、「iPhoneはこのサイズでないと」っていう人もまあまあいるんですよ。
実際、僕の親父はiPhone 12 miniに買い替えたのにも関わらず、未だに「iPhone 3Gのサイズが良かった」なんて言ってますw
いや古すぎでしょ…
今のはかなり古参の人の話ですが、それでもまあまあ昔からiPhone触っている人は4インチのiPhone、特にiPhone 5sからiPhone使い始めた、なんて人が多いんじゃないんでしょうか。
私がスマホを持ち始めたのは2018年12月。
当時はiPhone Xs・Xs Max・Xʀが最新でした。
仙台のゲストハウスにいた、当時そこに勤めてらっしゃったスタッフさんの携帯のデータ移行作業を手伝ったら、その前に使っていた5sをもらったわけですが…(ちなみにその方はSEに変えていました)
つまり、私は2013年発売のiPhoneから入った、実質古参ユーザーなわけです(違
私は手が小さい上に、片手に荷物を持っていることが多く、スマホは必然的に片手操作になります。
んで、片手で操作しようとすると、4インチサイズのiPhoneが限界にほぼ近いサイズであり、ただでさえかなりギリギリです。
そこに6sのような4.7インチ以上のスマホを持たせるとどうなるでしょうか。
片手で文字打てません()
連絡を取るための機器であるスマホで文字が打てないっていうのはかなりの死活問題…
実は私、以前にiPhone 6sをメインにしていた時期がありました(サブブログとYouTubeで紹介済)。
性能的には全く不満がありませんでしたが、いかんせん横幅が無理で、毎回落としそうでヒヤヒヤしながら使っていました。
そして、SEをもらったわけですが、使ってみて「やっぱり僕はこのサイズが一番合うんだな」と言う安心感と納得(?)がありました。
iPhone 12 miniはなんか持ちやすそうだけど…
長くなってしまいましたが、要するにiPhone SEをメインとして使っている最大の理由はサイズにあると言っても過言ではありません。
性能について
さて、そんなサイズ面でさとくんベタ褒めなiPhone SE。
しかし、メインとして使うなら性能がある程度ないといけません。
やたら重くて使えない、なんてことがあっては連絡すら取れませんからね。
というわけで今回、Antutu Benchmark (Ver.8.4.1)とGeekBench5を使って、ベンチマークを取ってみました。
まずはAntutu Benchmarkから。
約17万7000点となりました。
これは、Snapdragon 820(Xperia XZなどに採用)の調子のいいときとほぼ同等になります。
ちなみに近い世代・性能の端末で比べると、
・iPhone 6 (Apple A8): 約10万点
・iPhone 7 (Apple A10 Fusion): 18~23万点
・Xperia XZ (Snapdragon 820): 約17万点
・Xperia XZ1 (Snapdragon 835): 約23万点
現役として使っている人も多い端末もちらほらありますね。
続いてGeekBench5


このようなスコアになりました。
近い世代で見ると、
すみません。
GeekBench5のスコアあまりわからないんですよ…
ちなみに、ふと興味があって冷やしたらどれくらいになるのかなって思って試したんですよ。
まずは冷蔵庫。
Antutuで約2300点アップ、GeekBench5ではシングルは4点アップ、マルチで2点ダウン、Computeでは9点ダウンですね。 あまり変わらないどころか、冷え過ぎで性能が出ていない感じすらします。
続いて冷凍庫。
こちらはAntutuだけです。
はい。
常温に比べて約1100点アップしましたが、逆に冷蔵庫のときよりも約1200点ダウンしました。
あと、テスト完走後何故かリンゴマークからしばらく起動しなくなりかけるという自体が発生したのでもう二度とやりません。
というか、あとでクラッシュログ見たらOSごと落ちているようなログが出ていたのでかなりやばめのやつですねこれ。
実際、アプリ起動速度も不満ありません。
起動速度を3回取り、平均してみた値ですが、
・LINE 約3~4秒
・Twitter 6秒
・Safari 約1.7秒
・YouTube 約3~4秒
・ヤフオク 約4.3秒
・ガルパ 約13.3秒
・プロセカ 約18.7秒
という結果になりました。
※テストの条件を一応書いておきます。
・LINE→パスワード入力画面で指紋認証の確認が出てくるまで
・Twitter→タイムラインの画像が全て読み込まれるまで
・Safari→ブックマークのアイコンがすべて表示されるまで
・YouTube→ホームタブの動画のサムネイルが全て読み込まれるまで
・ヤフオク→1回目はすべてのサムネイルが読み込まれ広告が出るまで、2・3回目はすべての商品のサムネイルが読み込まれるまで
・ガルパ・プロセカ→Tap to Startの画面になるまで。途中の製作会社の表示はタップしないで待つ
最新端末に比べたら遅いですが、実際使うとそんなにものすごくストレスがかかるほどの時間ではありません。
何より、2016年発売の端末で未だに音ゲーができるということが個人的には嬉しいですね。
音ゲーって結構性能を求めるものです。
少しのラグが最高判定を逃したり、コンボを切ってしまったりします。
そんな中、最新のプロセカでさえも多少重いながらも軽量設定ならば問題なく遊べます。
3Dライブもひどく重いというほどではありませんでした(ただし、快適さは劣る)
2016年に発売された端末とは思えないほど、未だにサクサク動いて使える端末、それがiPhone SEです。
これだと買い換える機会も少々見失ってしまいますね(iOSサポートが切れるので、そこの点では買い替えの理由となりますね)
カメラ性能
iPhone SEは小さいサイズ故、コンパクトデジカメの代わりにもなるサイズです。
そのため、カメラとして使う人も一定数います。
カメラ性能はどうでしょうか。
あまり外で撮影する機会がないため、枚数は少なめですが何枚か掲載させて頂きます。
なかなかいいほうなのではないでしょうか。
明るいところだと少し白飛びしやすかったり、暗いところには弱いですが、それでも1200万画素カメラの性能はある程度活かせていると思います。
飯テロ写真も、ものすごくメシマズ写真にはなっていないと思います。
デジカメとしてもまあまあいい写真が撮れる点はとてもいいですね。
気軽に持ち運べて、ササッと撮れるのはいいポイントです。
デメリット
ここまでベタ褒めしてきましたが、もちろん不満がないわけではありません。
ここからは少しデメリットとなりうるところを紹介していきます。
性能面
性能は必要十分と先程書きましたが、これはあくまでもライトな使い方。
ハードな使い方では、もうだいぶ追いつかない性能になっています。
有名なところだと、ゲームは最近リリースされたものに関して殆どが快適に遊べません。
例えば原神だと、最低設定にしないと遊べない上に、それでもフレームレートが落ちます。
私は原神をプレイしたことがないのでわかりませんが、最低設定ではかなり演出や描写がスカスカになってしまうそうです。
また、最近大人気なウマ娘ですが、こちらもSEだとガクガクという声がちらほらとTwitterで聞こえます(SE 2ndなら問題ないらしい)
ゲームをガッツリ遊びたい!という人は、この端末は向いていません
っていうかそもそも画面小さいのでゲーム向きではない上に、最近のゲームはiPhone 8以降を推奨端末にしているので買うなら8・X以降オヌヌメ
サイズ
これはもう完全に個人にもよりますが、エンタメ用機として考えるとサイズがとても小さいです。
YouTubeの動画やアニメを見るときも、正直あまり迫力を感じられるとは言えません。
また、ゲームに関してもかなり不向きです。
音ゲーだと奥の方のノーツが見えない(ある意味サドプラみたいにはなります)、FPS・TPSだと見える範囲が狭く敵が見えない(やってないのでなんともですが…)、といった弊害が起きます。
もちろん、それ以外のゲームでもあまり迫力を感じることはできません。
iPhone SEでゲームしようと考えている人は、ゲーム用に別の少し大きめの端末を導入し、SEは連絡用にするといいでしょう。
バッテリー持ち
筐体が小さいぶん、バッテリー持ちもあまり良くありません。
これに関してはバッテリーの詳細画面を見たほうが早いでしょう。
1624mAhのバッテリーですが、ガッツリ使うと結構あっけなく減ります。
私のバッテリーが最大容量88%というのもありますが、それでも他に比べるとあまりバッテリー持ちはよくありません。
じゃあiPhone SEって買いなの?
ここまで割と褒める内容多めで書いてきました。
じゃあiPhone SEって今買うのはアリなのか?という疑問を抱く人がいると思いますが…
正直買いではないです
え?お前今まで褒めてきたやん?
そう思った方も多いと思います。
しかし、様々な理由を考えると買いではありません。
これにはいくつか理由があります。
簡潔にまとめると、
- iOSアップデートが間もなく打ち切り (おそらくiOS15で切られる)
- 性能的にゲームを楽しむことが若干厳しい
- iPhone 8等がかなり安く売られている
- 小型を求めるにしても、iPhone 12 miniは約¥82,000(64GB、状態良好なSEを下取りに出して約¥79,000)
今後数年間使うと考えると、12 miniを買ったほうがコスパが良い
こんな感じの理由です。
今SEを買うって人は、相当4インチに思い入れがある、あるいはコレクターと言ったところでしょうか。
よほどの理由がない限り、SEを今更選ぶメリットはありません。
その上で、SEが欲しいと思ったそこのあなた!
あるいは今SEユーザーでしばらく買い換えないつもりのあなた!
私と同じ考えのレアな人種です。
君とは仲良くできそうだ。
もしガチでそういう人いたら教えてください。Twitterとかで絡みましょう!
一般人は大人しく別の端末を買いましょう。
私のような逸般人は是非SE買いましょう
まとめ
今回は、2021年にあえてiPhone SEをメインとして使ってみてのレビュー、そして買いかどうかについて説明しました。
iPhone SEは今となっては小さいサイズ、そして性能も最新端末に比べると低い端末です。
しかし、それを考えた上で選ぶ意味もある、ある意味マニア向けの端末でもあります。
もしサブ機として、コレクションとして、欲しいと思ったらぜひ一度購入を検討してみては?
おおよその相場ですが、動作品が¥6,000〜¥10,000程度で売られていますので、サブ機としてなら持つ意味はあると思います。
一部の変態さんはメインとして導入してみるのもいいかも?
長々となってしまいましたが、今回はこのあたりで。
初めてMarkdownを使ってみたので慣れない執筆作業でしたが、まあまあ書けたと思います。
追記
先日、iOS15が発表されました。
iOSアップデートが間もなく打ち切り (おそらくiOS15で切られる)
なんてことを書いていましたが、iPhone 6s以降が対応機種となりました。
どうやらあともう1年は使えるようです。
実際、私も現在iOS15 Beta 1を使っていますが、iOS14とほぼパフォーマンスは変わりません。
ただし、バッテリーが若干持ち悪いですが...
何はともあれ、今現役でSEを使われている方には朗報ですね!
今から買おうと思っている人も遅くはないと思います。そのような方はぜひ買ってみてはどうでしょうか?
Twitterのフォローもお願いします。
さとくん