さとくんの雑記帳

書きたいこと適当に書きます。備忘録的なこともします。ようつべ編集だるいのでこっちに書く、なんてこともあります。

Intel MacユーザーとしてのARM Macについて

なんか急に暑くなってきました。

ただでさえ鯖動かしたり換気扇みたいな音出す自作PC動かしたりして暖かいのにさらに暑くなってきたんでもうダメかもしれません。

 

あ、どうも。さとくんです。

 

ブログでは言ってなかったのですが、3月ごろにひっそりとMacBook (12-inch 2017)ユーザーになってました。

Apple SiliconなMacが主流になり始めた現在にあえてのIntel Mac

...Intel Macのサポート切れをそろそろ考えなくてはならなくなってきました。

 

そこで今回は現在Intel Macをメインで使用している人類として、今後の対策を考えていこうと思います。

 

実はもういつサポート切られてもおかしくないIntel Mac

Appleは2020年にmacOS 11 Big Surを発表しました。

この際に発表されたのがApple M1、俗に言うApple SiliconのMacです。

簡単にいえばARMベースのApple自社製チップです。

 

WWDC 2020でAppleは「Intel→ARMの移行期間は2年間くらいやで」と言っていました。

さて、記事執筆時点では既に2年が経過しています。

この間にmacOSは11 Big Sur→12 Monterey→13 Venturaと2回アップデートされています。

 

今のところ、最新のVenturaでもIntel CPUはサポートされています。

しかし、既に2年が経過しmacOS向けソフトウェアも大半がARM64向けバイナリが用意されています。

つまり、もういつmacOSのアップデートが切られてもおかしくはありません。

早ければ来年のmacOS 14(仮称)で切られてしまうでしょう。

参考までに。Appleは以前にPowerPCIntelの移行期間もありました。

この際、Mac OS X 10.4 TigerMac OS X 10.5 LeopardではPower PCIntelどちらも動きましたが、次のMac OS X 10.6 Snow LeopardではPower PCのサポートが終了してしまいました。

この点、今回の移行期間は長めともいえます。

 

さらに開発リソースの問題もあるため、アプリケーション開発者もx86_64向けバイナリの開発をやめてしまうかもしれません。

 

Intel Macは現在まだ使えますが、もう崖っぷちな状態です。

 

サポート切れ後を考える。

サポートが切れてしまった後の対策を個人的に考えてみます。

 

1. Apple Silicon Macにおとなしく買い換える。

正攻法です。金あればこれが確実です。

 

そんな金ありません( ´・ω・`)

 

2. 最終サポートOSで使いつづける

少なくともmacOSではセキュリティアップデートで2年間くらいはアプデが来るので、そのまま使い続けるのはありです。

 

(ソフトウェア的に)新しもの好きなので最新が出ているのに旧バージョン使い続けるのはなんか納得がいきません。

 

3. Windowsに乗り換える

Intel Macのいいところは大半ARM Macに取られました。

パフォーマンスまで負けてます。

でも負けてないものがあります。

 

そう、Boot Campです。

 

私のマシンはかなーーーーーーり強引な手を使って本来MacでサポートされていないWindows 11 Insider Previewを実行させています。

Windows 10までならMacでもサポートしているんですがね。

まぁこれは仕方ない。

 

Windows 11は今のところまだ出たばかりなので最低でも5年はサポートが続きます。

そのうち非サポートデバイスではWindows Update受け取れなくなるかもよとは言ってますが、現在そのようなことはありません。

よって、Intel Macを使い続ける道で一番候補として良さそうなのはWindows運用をすることです。

 

...あれ?それってMacBookじゃなくてWinBo(ry

 

4. Windowsマシンに浮気する

...ぶっちゃけSurface欲しい(誰も聞いてない)

 

まとめ

Intel Macかなり長かっただけに、ARM Macになっていくのは正直寂しい気がします。

しかし、世界はいつの間にかWindowsマシンでさえARMマシンが増えてきてしまいました。

x86_64は今後衰退するのでしょうか...?

 

とはいえ、Intelもまだまだ活躍しているのでx86_64が消えることはすぐにはないでしょう。

私もできればすぐにでもARM Macに乗り換えたいのですが...いかんせんXperia 5 Ⅱ乗り換え計画があるのですぐには大金が用意できそうもない状況です。

 

正直Intel InsideなWindowsマシンに浮気しようかな〜と言うのが現状の気持ちです。

 

以上、Core m3-7Y32のMacBookで執筆した記事でした。

 

 

さとくん

※備忘録 iOS/iPadOSのブートプロセス (公式ドキュメント日本語訳)

セキュリティのお勉強関連と前々からやりたかったこととしての備忘録。

英語読めるけど脳死で読みたい時に日本語のほうが読みやすいよね、ということで。

 

※専門家ではないのでその筋の人から見たら出鱈目言うなと思うところがあると思います...その際はごめんなさい。

 

参考:Apple Platform Security 「Boot process for iOS and iPadOS devices」

support.apple.com

 

起動プロセスの大まかな流れ

Boot ROM

(A9以前のみLLB (Low Level Bootloader))

iBoot

iOS/iPadOSカーネル

 

各モードごとの詳細

1. Boot ROM

 read-onlyなもの。工場出荷時に記録されたAppleのルートCA公開鍵が格納されている。

 BootROM内公開鍵は無条件に信頼され、iBootの検証に使用される。

 

2. LLB (Low Level Bootloader)

  A9以前のデバイスで使用される。BootROMによって検証され、iBootを検証する。

 

3. iBoot

  ブートローダー。iOS/iPadOSカーネルを読み込む。

  読み込み時にApple公式署名かどうかも検証する。

 

各モードで失敗した場合の挙動

・Boot ROMがLLBを読み込めなかった

 DFUモード

 

・LLBがiBootを読み込めなかった

 リカバリーモード

 

・iBootがカーネルを読み込めなかった

 リカバリーモード

 

なお、いずれの場合でもiTunes(WindowsmacOS 10.14以前)やFinder(macOS 10.15以降)で復元が可能である。

 

※例外:Boot ROMが死んだ

  公式ドキュメントはおろかthe iPhone wikiの「Brick」ページ(https://www.theiphonewiki.com/wiki/Brick)にも記載はないが、おそらくDFUですら復元不可能である。事実上の高級文鎮。

 というのも、DFU自体がBoot ROMによって呼び出されるモードであるため、その大元のBoot ROMが死んでしまうと多分復旧不可。一般人ならここまでなることはないと思うが、万が一なってしまった場合は大人しくAppleに持ち込みましょう。

 

 追加のプロセス

・ベースバンドサブシステム

 セルラー通信を行うモデル(iPhoneiPad Wi-Fi+Cellularモデル。逆にいえばiPod touchとかiPad Wi-Fiモデル以外)で読み込まれる。

 このシステム(Appleによって署名済み)によって追加のセキュアブートプロセスが行われるとともに、ベースバンドプロセッサによってキーが検証される。

 

・Secure Enclave

 A7以降(iPhone 5siPad Air 2)の生体認証搭載モデルで使用される。

 Windows機で言うセキュアブートに相当することを行うもので、SEP(Secure Enclave Processor)内のsepOSによって検証される。sepOSはAppleによって署名されている。

 なお、sepOSはある程度新しいOSと古いOSとの間に互換性がないため、iOS/iPadOSをダウングレードするとsepOSは機能しなくなる。この場合、sepOSと互換性のあるOSに復元しない限りTouch ID・Face IDが機能しなくなる。なお、これはTouch ID・Face IDモジュールを非正規に交換した場合も、工場出荷時のペアリング情報と一致しないため同じである。

 

・BPR(Boot Process Register)

 SoC内に搭載されている。どのブートモードに入ったか(リカバリーモード、DFUモード等)を検知し、それに対してフラグを立てる。このフラグは後から取り消すことはできない。このフラグが設定された時点でその後のソフトウェアに各モードごとのブート時点で信頼されたソフトウェアがロードされていることが伝えられる。

 Secure Enclaveによって使用される。ユーザーデータへのアクセスを制限する目的で使用される。

 BPRは次の時点で設定される。

 ・DFUモード:A12以降のチップでBootROMによって設定される。

 リカバリーモード:A10・S2以降のチップでiBootによって設定される。

※BPRに関しては私自身うまく掴めなかった。

 

まとめ

iOSではそれぞれの段階でApple公式署名かどうかをチェックしている。

 

しかし、その中でもBoot ROMに限定すれば無条件に信頼される。これはread-onlyであるため基本的には不可変であると言う前提のものである。

これを逆手に取り、現在ではBoot ROM Exploitであるcheckm8脆弱性が主流である(A5~A11)。

また、過去にも数回Boot ROM Exploitが発見され利用されている。

 

基本的にはBoot ROM ExploitはPCに直接接続しなければ行えないが、こうしたデバイスはやはり危険な状態であることには変わりない。

A12以降ではiOS自体で使える新機能も数多くあり、checkm8脆弱性も存在しないので今買うならA12以降がおすすめである。

 

以上備忘録。

個人的反省会

今回の記事は反省点、今後の改善策をまとめた備忘録のようなものになっています。

そのため、普段のようなスタイルの記事ではないことにご理解をよろしく御願い致します。

 

事例概要

Twitterのフォロワー(特定1名)のアカウントを乗っ取った犯人(以下乗っ取り犯)が、漏洩した情報やクラッキング等を行い得た情報を用いて住んでいる寮のネットワークに侵入、端末の情報を監視できる状態になってしまった。

 

被害状況

Googleアカウント:パスワードリセットのリクエスト複数回受信。

Microsoftアカウントパスワードリセットリクエスト複数回受信。

・Discordアカウント:セッション情報か何かを使用し他者がログイン可能に?

 ※明らかな被害がないため不明。

・端末:Xperia XZ1 Compactのroot状態が犯人に筒抜け状態。

・個人:乗っ取られていることへの恐怖からの精神ダメージ(めっちゃ病んだ)

 

何がいけなかったのか

・メインで使用していたXperia XZ1 Compactはroot権限を取得している状態であった。

 →root権限はシステムに関して強い権限を持ち、システムを完全に制御できる権限を持つ。裏を返せば悪意を持った第三者が情報を抜く場合、ユーザーに気づかれないようにこっそりツールを仕込むことも可能。そうした状態の端末に連絡先やネット銀行の情報、その他日常で使用する情報を入れていた。

 →こう文面に起こせば明らかに危険な状態の端末であり、日常で使うべきでない端末であると理解できるが、これまでに特に大きな被害を受けていない(iPhone 5sJailbreakした状態でしばらく常用しても特に被害はなかった)ことから油断してしまっていた。また、昔のAndroidではroot権限取得は今よりもポピュラーであり、昔大丈夫なら今でも大丈夫だろうという思い込みもあったことは否めない。

・共用ネットワークを使用していた

 →住んでいる寮にて用意されていたネットワークにファイアウォールを設けずそのまま接続していた。数日前に調査した際に他の部屋の機器が見えている状態であることは認識していたが、Windows Defenderのポリシーを上げていることから変なことは行われないだろうと認識していた。

 →私を狙う際に寮のネットワークに侵入してしまったため、他の部屋の住人へもリスクが及んでしまう結果となってしまった。

 

直接的な原因ではなかったもののセキュリティ的観点からよくなかったもの

Windows 11をサポート外デバイスにインストールしていた

 →Windows 11は第8世代以降Intel CPU、TPM2.0、UEFI、SecureBootを搭載したPCでしか動かせない(AMD CPUの基準は考えない)が、Core 2 Quad Q8300、P5マザーのマシンで動かしていた。

 →これに関しては正直直接的な大きい原因ではないと考えている。Windows 11にて実装されたセキュリティ機能については、CPU命令がらみでWindows 10 21H2時点でもある程度古いCPUでは動かないと明記されていたが、ソフトウェア的な意味ではこれまでのバージョンよりも脆弱性対策が行われているわけであり、また月ごとの累積更新プログラムもインストールしていたのでまだマシなほうではあったはずである。

 →ただし非サポートデバイスということには変わりなく、Microsoft側でもインストールは「自己責任」ということにしている。そのため、Windows 11非サポートデバイスかつWindows 11という環境ならではの脆弱性があった可能性もある。

 

Windows Defenderを過信しすぎていた

 →Windows Defenderはかなり優秀なソフトウェアであり、むしろWindows 8以降では下手にサードパーティアンチウイルスを入れるとシステムが不安定になってしまうこともあるため、事実上唯一の(Windowsから見て)お行儀のいいアンチウイルスソフトウェアである。

 →初期状態だと対策が不十分でポリシーを設定して保護レベルを上げておくとよいと聞いていたため、コントロールされたフォルダーアクセス等を使用し保護レベルを上げていた。

 →しかし、今回乗っ取りの被害に遭ったフォロワーはそうした設定を行っていてもPCに深刻なダメージを与えられたらしく、Defenderだけを強くしても意味がないということを再認識した。

 

直近の応急処置的な対策

・通信はVPNを通して行う

 →通信内容を傍受されてしまう可能性があるため、VPNを使用する。iOS端末ではiCloudプライベートリレー、Windows端末ではProtonVPNを使用している。

 

・Bootloader Unlocked、rooted、Jailbrokenなデバイスをネットにつながない

 →言うまでもない。特に共用ネットワークを使用しているならばなおさらのことである。いくらインターネット側のルールを強くしても端末内でマルウェアを実行されては意味がない。Android端末においては、root権限を取得していなくてもBootloader Unlockedな時点でAVB(Android Verified Boot)は正しく機能しない。dm-verityでsystemの改変が保護されているといっても、Bootloader Unlockedな時点で好き放題任意のイメージを書き込むことができるので意味がない。

 

・サポートされているOSを搭載した端末のみインターネットに接続する。

 →ある意味当然ではあるが、特にスマホの場合は忘れがちである。私の場合は普段からiOS 14の端末やAndroid 8未満の端末等、すでにアップデートの終了したOSの端末を接続していた。

 →iOSに関しては具体的に足切りされたOSがわかるが、Androidに関してはGMSのサポートもあるので一概にどのOSがサポート外とは言えないのも事実。そのため、私の中では2019年よりも前のセキュリティパッチの端末は古い端末と認定している。少なくともiOS 14以前、Android 7.0以前は確実にサポートが切れている、もしくは古いOSといえるだろう。

 

今後行っていく対策

・回線を契約する

 →共用ネットワークでは自分自身も危険になるし、今回のように他人にも迷惑をかけかねない。寮に住んでいるため工事不要のWiMAX回線を契約しようと考えている。

 

・root、Jailbreakを行う端末には重要なデータを置かない。

 →今後も実験や勉強で行うことになるため。Googleアカウントも普段使いとは別のものを使用し、個人的なデータは置かないようにする。

 

・通信ログをとるようにする。

 →Wireshark等を使用し、定期的に不審な通信が発生していないか確認する。

 

まとめ

自分のセキュリティへの甘さから起こってしまった事例である。

これまでもこうしたことはちらほら聞いていたが、やはり自分の身に降りかかるまではどこか他人事のように感じるのである。

たらればにはなってしまうが、対策をある程度行っていれば今回のように精神的ダメージを負うことはなかったのである。

もしこの記事を読んでいる方がいれば、他人事、後で、私なら大丈夫などと思わず今すぐにでも対策を行っていただきたい。「私は詳しいから平気」という考えのせいで今回の事例は起こってしまっているのだ。

 

また、朝に半ば急ぎ気味に書いた記事であるため、意味不明な文章等もあると思うがそこはご了承いただきたい...

 

今回の悪かった点、対策点を教えてくれたnim1z氏

煮水(@nim1z)さん / Twitter

2022年の今、敢えて自宅サーバーを持つ理由

ドカ雪のせいで学校行くのがものすごくめんどいです。

東北やばすぎです。

 

どうも、さとくんです。

 

今回は、自宅サーバーを運用している私として、クラウド時代な現代になぜ敢えて自宅でローカルサーバー立てているのかについて語ろうと思います。

 

きっかけ

なぜ、今回この話題について書こうかと思ったのか。

 

ちょうど今日、英語の時間が終わった後に英語の先生と少し雑談をしていました。

その先生はテック系にもそれなりに詳しく、よく話しているのですが、その時に自宅サーバーを立てていることについて話しました。

その時に、先生が言ったんです。

 

「今や個人ならクラウドだと思う...」

 

確かに、最近はサーバーシステム自体をクラウドに置き換える動きが高まってきています。

Microsoft AzureやAmazon Web Service(AWS)、Oracle Cloudに代表されるような、大手企業のクラウドサービスを各企業も採用しています。

個人なら、なおさらそのほうが楽です。

 

しかし、そんな現代になぜ敢えて自宅サーバーを運用しているのか。

今一度、その理由を見直してみようと思い、この記事を執筆することにしました。

 

大手クラウドサービスを使うメリット

現代では当たり前となりつつあるクラウドサービスですが、その利点を少し見てみようと思います。

 

・管理がしやすい

基本的にはサービスにログインさえすればそこで一元管理できます。

しかも、その端末は特に問わず、どこからでも管理できます。

 

・安定している

大企業がかなりのコストとリソースをかけて管理しているため、相当大きな障害でも起こらなければ基本的にサーバーが落ちて使い物にならない...なんてことはありません。

AWSがよく落ちているように見えますが、家庭でサーバーを稼働していればそれ以上に落ちるリスクはある上、トラブルでサーバーをやむなく落とすことも多々あります。

比較すると安定性では勝っています。

 

管理性と安定性。

どちらもサーバーとして稼働させるなら必須の条件です。

 

自宅サーバーにする理由

大企業の運営するサーバーのほうが利点が多いことは私も重々承知です。

大企業のクラウドサービスの利点を踏まえたうえで、なぜ自宅サーバーを選んでいるのか。

 

それには、こんな理由があります。

 

・回線が貧弱だから

現在私が住んでいるのは寮なのですが、お世辞にも回線状況はいいとは言えません。

最高でも上り下り100~180Mbpsが限界です。

 

「俺の回線よりも全然いいじゃねぇか!」と思われる方もいるかもしれませんが、世の中の平均的な回線スピードを見ると300~600Mbps、いい人だと1Gbpsの人もいます。

100~200Mbpsでは、5GBを超えるような大容量ファイルのアップロードにも5分以上かかってしまい、かなり遅いと感じてしまいます。

 

・用途がファイルサーバー程度だから

これが割と最大の理由かもしれません。

 

サーバーと聞くとついついWebサーバーを連想してしまいますが、ファイルを保管しておくものもれっきとした「ファイルサーバー」です。

NASなんかもこれの一種になります。

 

先ほどの回線の話にもなりますが、ファイルサーバーとして使うとなるとどうしても転送速度というものは重要になります。

この点、ローカルネットワークにファイルサーバーがあれば、かなり高速にファイル転送を行うことができます。

クラウドサービスはどうしてもインターネットを経由する都合上、転送速度が少し遅くなってしまいます。

 

また、何らかの事情でインターネットに接続できなくなってしまう状況もあります。

私の場合、寮なのでなおさらあります。

そんな場合でも、最低限ローカルネットワークさえ生きていればファイルは取り出せますし、最悪は自分でサーバーまで行ってUSBにサーバー用PCでコピーするなり、HDDぶっこぬいてくるなりして取りに行けばいいのです。

この点、障害発生時でもファイルが取り出せるというのは非常に大きいです。

 

・柔軟性があるから

自宅で管理しているということは、システムも自分で構築している場合がほとんどです。

そのため、大手のようなサービス特有の縛りが全くありません。

 

容量が足りなくなれば自分でストレージを変えればいいし、中身のOSを変えたくなったら自分で入れてテストしてみればいい。

マシン自体の構成をアップグレードしたければいつでも好きなタイミングで、好きな予算でできる。

 

クラウドサービスだと、このスペックで月々○○円、このスペックなら月々××円、このオプション付けたければ追加で△△円...と、構成を変えるにも決められた金額を支払う必要があります。

企業ならそのほうが結果的なコストは安くなるかもしれませんが、個人の、しかもそれほど大きな用途でもない使用でこれでは割高感が否めません。

さらに、その構成を変えるのにも会社側に任せなければならず、しかも構成変えるには来月からとか、下手したら後からプランは変更できないよ!なんてこともあります。

 

自宅サーバーならこの点、いつでも好きなタイミングで構成変更できます。

さらに、サーバーを落とすタイミングも自分が使用しているのですから、自分の都合のいいタイミングを選ぶことができます(Webサーバーとして公開しているのなら、サービス利用者に告知する必要はありますが)。

PCを組んだり新しく購入して、余ったパーツやメインから降格したマシンをそのまま流用する、なんてこともできます。

 

柔軟さという面では、自宅サーバーに勝るものはないと思います。

 

・勉強しやすいから

自宅にあるのですから、「あ、これやってみたい!」と思ったらすぐにできます。

しかも、大半はLinuxWindows等を使われるかと思いますので、参考記事にあるような方法でツールを導入できたりします。

クラウドサービスだと、例えばAというサービスはこの工程が必要、Bは仕様に合わせてここの設定変更が必要...と、ややこしかったりします。

PCをいじる感覚で、様々なことにトライできるのも強みです。

 

自宅サーバーの欠点

もちろん自宅サーバーにも欠点が割とそこそこあります。

 

・安定性に欠ける

いくら機材をそろえて逸般の誤家庭仕様にしたところで、基本的にベースとなるのは一般のご家庭です。

電力的な制限があったり、排熱がどうしても厳しかったりでサーバー用マシンの安定性が確保できないこともあります。

 

また、予算の都合上パーツをケチったりしないといけないこともあったり...

まぁこれに関しては、そもそも自宅でまともなスペックを用意できないほどならクラウドサービスを契約することができないと思いますが...。

サーバーはCeleron程度あれば、個人的な用途なら十分に足りますので。

 

こういった面では、大手のほうが潤沢なリソースと予算で安定性を確保できるという意味で優秀だと思います。

 

何気にそこそこコストかかる

実は意外とコストかかったりします。

マシンを稼働させるための電気代、パーツにかかる費用、その他環境整備のためにかかるコスト等々...

安定性に欠けるということは、パーツの入れ替えもそこそこの頻度で必要になることがあるという意味でもあり、決して無視できる部分ではありません。

 

ただ、これに関しても個人使用でここが無視できないならそもそもクラウドサービスすら契約できないと思ってます...

それに、前述の通り電気代もCeleron等の省電力なパーツを使用すればかなり安くなります。

CeleronPentium等はTDPが低いため、24時間稼働でもかなり電気代は抑えられると思います。個人使用ならスペックも十分です。

 

管理が少しめんどい

ネットワークに関してある程度設定しないと、出先からファイルを取り出したり、電源を操作したりすることができません。

基本的には自宅にいる時しか管理ができません。

 

特に誰かに管理されているようなネットワーク、例えば私のような寮だとルーターのポート開放等をするのはほぼ不可能です。

 

ここは、自宅で自分で契約しているネットワークなら関係ないです。

 

まとめ

...と、個人的な用途でそれほど大それた目的もなければ、自宅サーバーのほうが向いているなと改めて感じることができました。

もちろん、本格的にWebサービスを提供したり、顧客が存在するようなことを行うなら絶対クラウドサービスを使用したほうがいいです。

 

でも、個人が勉強程度とか、趣味で行うくらいなら全く必要ないと思います。

むしろ、気軽に試せて自分の都合のいいように運用ができる自宅サーバーって、個人用途ならうってつけだし、最高だと思います。

 

お前も、自宅サーバー、やってみないか...?

 

※おまけ

私がやってる自宅サーバー、実はこんなやつです。

 

f:id:iPhone5sBot:20220118200816j:plain

f:id:iPhone5sBot:20220118200826j:plain

f:id:iPhone5sBot:20220118200836j:plain

 

...今こう思いましたね?

f:id:iPhone5sBot:20220118201552j:plain

 

...はい、そうです。

あの広告でよく見かけるお〇がい社長!のやつを壁紙にしました()

 

それはともかくとして、

 

ノートPCでサーバーとか危ないにもほどがある!

 

と思われたかもしれません。

 

実際に「ノートPC サーバー 火事」でググると出てきます。

f:id:iPhone5sBot:20220118201844p:plain

これで怖気つく人も多そう。

上位に必ず出てくるサイトでこんなのがあるんですが...↓

ノートPCをサーバーにして大惨事になった話 | vps比較メモ (hotel-raj.si)

 

これはただのVPSステマです。

鵜飲みにしないでください。

 

そんな簡単に火事なるなら私今頃やってないし、こんな記事書きませんよ...()

 

そりゃ確かに掃除怠れば熱くはなるでしょうけど、そんなガチの昔のPCじゃないんだから...

熱くなりすぎたら勝手に落ちます。

私のサーバーも、以前異常に熱くなって安全装置で強制終了させられました。

 

ノートPCでもサーバーは安全にできます。

ただ、だからと言ってメンテを怠っていいわけではなく、通常のPCと同様に掃除等はしっかりしてあげてください。

 

Twitterとかで「このネットブックでサーバーやってる!」と言うとしつこいレベルでこれ言われるので一応書きました。

 

 

この記事は以上です。

ノリと勢いで書いたので一部おかしいかもしれませんが、気にしないでください()

 

Twitterのフォローもよろしくお願いします。

 

twitter.com

 

 

さとくん

Aqours、そしてラブライブ!サンシャイン!!

最近めっちゃ寒いっすね。

住んでるところはついに雪が降りました()

 

おはこんばんにちは。さとくんです。

今回は、最近の趣味について書こうかなと思います。

 

ラブライバーのきっかけ

皆さんは、ラブライブ!というものをご存じでしょうか?

おそらく聞いたことはあるかと思います。

 

ラブライブ!プロジェクトは2010年に始まったメディアミックスプロジェクトであり、プロジェクト発足当初のμ's、2015年から活動を開始したAqours、2017年から活動を開始した虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、2020年から活動を開始したLiella!がいます。

それぞれアニメ化されており、

・μ's→ラブライブ!(便宜上初代ラブライブ!とも呼ばれる。)

Aqoursラブライブ!サンシャイン!!

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

・Liella!→ラブライブ!スーパースター!!

となっています。

 

私はラブライブ!スーパースター!!から見始め、9月から本格的にラブライブ!プロジェクトにハマっていきました。

今のところ、サンシャイン!!以降はすべて見ています(初代がみられていないのが心残り)。

どれもとても良いストーリー展開、そしてキャラたちのストーリーがありましたが、私はこの中でもAqours(サンシャイン!!)を推しています。

 

Aqours

Aqours高海千歌が発足させた、9人のスクールアイドルグループです。

静岡県沼津市にある、浦の星女学院の1~3年生3人ずつで構成されています。

 

あまりネタバレになってしまうとよくないのでほどほどにしておきますが、はじめは千歌含む同級生3人で始まったグループで、その後、様々なストーリーとともに続々とメンバーが増えていきます。

気になったそこの貴方!ぜひサンシャイン!!を見ましょう!

 

このAqoursというグループ、ラブライブ!シリーズの中ではいろいろと複雑です。

というのも、このAqoursという世代は"境目"に位置する世代なのです。

 

μ's世代。

それはもうすごいものでした。

当初は全く人気のなかったμ'sでしたが、アニメ放送が始まると一変。

スクールアイドルとして、伝説を残しました。

 

虹ヶ咲以降。

これまでとはガラッと変わり、ストーリーにμ'sやAqoursの名前が出ることはなくなりました。

サンシャイン!!2期の放送が2017年ということもあり、最近ラブライブ!を知った人たちはこの世代からの人が多いようです。

 

これの境目というのはどういうことか。

 

μ's世代の人たちからすると、「μ's最高!それ以降はどうしても...」という気持ち。

虹ヶ咲世代以降の人たちからすると、そもそもあまりAqoursを知らない...というのが実情だったり。

こうしたこともあり、(私からの主観ですが)Aqoursは他3グループと比べると比較的人気がありません。

 

私の周りでも、「μ's最高!」とか、「虹ヶ咲いいよね!」とか、「Liella!のかのんちゃんかわええよな!!」とかよく聞きます。

これはすごく賛成しますし、人の好みをどうこう言うあてはありません。

 

しかし、Aqoursの名前が出ないことはとても悲しいです。

もっと、いろいろな人にAqoursを知って、好きになってもらいたいのです。

 

Aqours推しライバーの戯言

こんなにもAqoursを推しているのには、もちろん訳があります。

 

※ここから先にはネタバレを一部含みます。

 

決して廃校寸前ではなかった浦の星女学院

しかし、実はもう廃校はほぼ決定でした。

 

そんな中、廃校寸前を救ったμ'sにあこがれを持ってスクールアイドルを始めた高海千歌

当初は、ひたすら彼女たちのようになりたいと奮闘します。

 

しかし、1年生たちや、暗い過去を持つ3年生たちと出会い、ライブをしていくうちに、「自分たちの輝き」というものを知ります。

この「輝き」こそがサンシャイン!!のテーマであり、カギとなります。

 

時には悔しいことがあっても、それを持ち前の明るさでこらえてきた主人公の千歌ですが、そんな彼女こそ、誰よりも一番悔しがっていたのでした。

時には、メンバー内で挫折や苦しい経験もあります。

しかし、そこから立ち直るまでのストーリーは、涙なしには見られません。

 

果たして、Aqoursは廃校を救うことができるのか...

 

 

詳しくはアニメを見てほしいのですが、本当にAqoursの持つストーリーは涙なしには見られないものばかりです。

本当ならばすべて語りたいのですが、語彙力が乏しいこと、そしてネタバレになってしまうのでかけないのが悔しいです、、、

 

まとまらないまとめ

長々とまとまらない文章を書いてきましたが(なんせ夜の若干眠い時に発動した限界オタクテンションで執筆しているので)、要するに私が言いたいこと、それは...

 

Aqoursが本当に大好きだ。

Aqoursを知らない人は、ぜひ見てほしい。

Aqoursのストーリーは感動。涙なしには見られない。

 

ということです。

μ's世代の方々や、虹ヶ咲以降の世代の方々もぜひ見てほしいとは言いましたが、もちろんそれらをけなす意図はありません。

どの世代も、それぞれ涙なしには見られないストーリーを持っていますし、私はどれも大好きです。

 

でも、それでもAqoursが大好き。

Aqoursには何度助けられたかはかり知れません。

そんなAqoursをもっと知ってもらいたい。そんな願いで今回は書きました。

 

 

Aqoursは決して、μ'sの後追いなんかじゃありません。

いや、後追いでもいいかもしれません。

でも、ただの後追いなんかじゃないんです。

 

「自分たちの輝き」を見つけ、自分たちを輝かせる。

そして、最高のライブと、仲間との関係を楽しむ。

それこそが、Aqours、そしてラブライブ!サンシャイン!!のメッセージではないのでしょうか?

 

ということで、今回言いたいことを一言でまとめると

 

サンシャインはいいぞ。みんな見ような。

 

以上です。

こんな限界オタクの駄文を読んでくださり、ありがとうございました。

 

Twitterのフォローよろしくお願い致します。

さとくん2668 (@Satokun2668) | Twitter

 

さとくん

ガジェット趣味について

最近暑くなってきましたね。
朝と昼の気温差が激しすぎて、長袖ワイシャツか半袖ワイシャツかいつも悩んでしまいます。
どうもさとくんです。


今回は、あまりこのブログでは扱わない、ちょっとネガティブな話題についてお話ししたいと思います。

最近のTwitter事情

Twitterには様々な界隈が存在します。
例えば、アニメ界隈だったり、VTuber界隈だったり、ジャンルは多岐にわたります。
その中でも私が比較的昔からいるのがガジェット界隈。
...いや、「昔からいた界隈」のほうが正しいかもしれません。

最近、ガジェット界隈から離れました。
ここ数週間、積極的にガジェット界隈と関わらないようにしています。

それはなぜか。

ズバリ言います。


非常識だったり、マウントをとったりするようなキッズやその他ユーザーが増えてきたからです。

...
あんまり本当はこういうことで趣味の界隈から抜けたくなかった。
でも、もう我慢の限界でした。

さとくんから見た現在のガジェット界隈

ガジェット界隈から離れたとはいえ、今でも全く関わっていないわけではありません。
それつながりのフォロワー様も多いですからね。
しかし、タイムラインに流れてくるツイートにはため息を隠せません。

現在、私から見たガジェット界隈で起こっていることを軽く箇条書きさせていただきます。

  • スペックでのマウントの取り合い
  • ↑に関連してハイエンド機所有ユーザーによる、旧機種ユーザーをバカにする行動
  • iPhone vs Android端末、Windows PC vs Mac vs Linux PC等、異種プラットフォームでの良さをめぐっての争い
  • 親金購入に対する批判
  • 非常識な人によるほぼ毎日の炎上
  • 他機種を蹴落とすようなことをしてまでの過剰な一部機種等の布教

    等々...

    ガジェット界隈に関して思うこと

    正直くだらないことでほぼ毎日、どこかが炎上しています。
    あまりフォロワー様と争い事をしたくないのであえて言っていませんが、ブログなのであえて言わせていただきますと、フォロワー様の中でも炎上している人はまぁまぁ存在しており、見るたびに正直不快です。
    みんなお暇なんでしょうけれども、そんなくだらないことで争うくらいならほかに時間使うべきことがあるだろ、というのが私の感想です。


    誰が何の端末使ったっていいじゃないですか。

    古くたって、新しくたっていいじゃないですか。

    みんなそんな人の端末ごときにピリピリしなくたっていいじゃないですか。

    よく考えてみてください。
    あなたが批判しているその端末は、別にあなたのものではないのです。
    よって、その端末が古かろうと、OSが違かろうと、あなたには害はありません。 もしそうした行為をしている方がこの記事を見ていらしたら、それはただのほかの人が不快に感じるだけの行為なので、やめてください。
    (まぁ、自覚ある人はやめているでしょうけれども...)

    まとめ

    最近、こうした人が本当に多いです。
    僕はガジェット界隈から離れてはいますが、正直今でもPCやスマホ等の電子機器は好きです。
    それを、こんな人たちのせいで(見なければいいという意見があったらそれは正しいです、ごめんなさい。)離れなければならなくなるのは正気悔しいです。
    今一度、ネットで人と関わるときのマナーなどをこの際に見直してみてはいかがでしょうか?

    ネット民はただの画面内にいるアバターではありません。
    人間です。

    人間と接するときの常識というものも考え、これを言ったらいやに思われるんじゃないのか、これを言ったら怒る人が出るのではないか...
    そうしたことも想像したほうがいいと思います。

    そしてこれも重要なこと。
    人間、誰しもミスはあります。
    私自身も、炎上させてしまった経験が何回かあります。
    そうしたときは、すぐに謝罪をしましょう。
    早めに謝れば、一部の人は謝っただけで逃げた、と言うかもしれませんが、大半の人は許してくれるか気にしないでいてくれます。

    炎上させない
    そして、もし炎上させてしまったらすぐに謝る。

    日常でも常識だと思います。
    ネット上の好きなものの界隈を壊さないためにも、人のことを考えた発言をしましょう。
    もし攻撃的なことをどうしても言いたければ、鍵垢でいうのも手です。



    日本語が一部おかしくなってしまったところもありますが、私の言いたいことは以上です。
    不快に思われた方、ごめんなさい。
    でもどうしても我慢ができなかったし、私と似たような理由で完全にガジェット界隈から身を引いた人もいます。
    そうした人を今後出さないようにしてほしいという意味でも、この記事を書きました。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


    Twitterのフォローもよろしくお願いします。
    twitter.com

(http://twitter.com/Satokun2668)

iPhone SE しばらく使ってみてのレビュー

4月もいつの間にか終わり、気づいたら5月ですよ…
5月病になってませんか…?
どうもさとくんです。
ちなみに今書いている私は絶賛5月病なのかわかりませんが、体調悪いです()


さて、みなさん。 スマホ、何をお使いですか?
Xperia?Galaxy?
あ、カスタムROM入れて運用している?流石ですねえ!

それとも…iPhoneですか?

iPhoneと言っても…皆さん大抵お使いだと、X以降ではないでしょうか?
あ、6sや7、8なんて人もまだいますね。

しかし、iPhone SEを使っている人はあまりいませんよね?
おいそこ、iPhone SE (2nd Generation)とか言わない!

今回はそんな世の中であえてSEをメインとして約5ヶ月使ってみた人が、ある程度触ってみた上でレビューします。


iPhone SEのサイズについて

iPhone SEを使っている人は耳が腐るほど聞いたことある言葉。


それ、めっちゃ小さくて見辛そう


えぇ、小さいですとも。タブレットに比べたら見づらいですとも。

おそらく、最近の人はスマホをエンタメ用としても捉えているため、そのような意見を持っているのだと思います。
もちろん、4インチサイズでは動画を迫力満点に視聴できるとは言い難いですし、写真をしっかり見る、といった用途には向きません。

しかし、4インチの真価はそこではありません。

4インチの真価、それは…


片手で画面のすべてに手が届く


と言うことです。

え?片手操作なんてしないって?
皆さんそう思われるかもしれません。

今や画面の大型化は当たり前となり、必然的に両手持ちをせざるを得ないからです。

しかし、少し時代を遡るとどうでしょうか。
と言っても、もう10年前とかそこら(!?)ですが…

f:id:iPhone5sBot:20210510142854j:plain
iPhone 5s

f:id:iPhone5sBot:20210510143017j:plain
iPhone 4s

もうこいつらが10年近く前(iPhone 5sは2013年発売のため8年前、iPhone 4sは2011年発売のためちょうど10年前)なんて信じられませんがね…
話を戻すと、古参iPhoneユーザーの一部では、「iPhoneはこのサイズでないと」っていう人もまあまあいるんですよ。
実際、僕の親父はiPhone 12 miniに買い替えたのにも関わらず、未だに「iPhone 3Gのサイズが良かった」なんて言ってますw
いや古すぎでしょ…

今のはかなり古参の人の話ですが、それでもまあまあ昔からiPhone触っている人は4インチのiPhone、特にiPhone 5sからiPhone使い始めた、なんて人が多いんじゃないんでしょうか。

私がスマホを持ち始めたのは2018年12月。
当時はiPhone Xs・Xs Max・Xʀが最新でした。
仙台のゲストハウスにいた、当時そこに勤めてらっしゃったスタッフさんの携帯のデータ移行作業を手伝ったら、その前に使っていた5sをもらったわけですが…(ちなみにその方はSEに変えていました)

つまり、私は2013年発売のiPhoneから入った、実質古参ユーザーなわけです(違

私は手が小さい上に、片手に荷物を持っていることが多く、スマホは必然的に片手操作になります。
んで、片手で操作しようとすると、4インチサイズのiPhoneが限界にほぼ近いサイズであり、ただでさえかなりギリギリです。
そこに6sのような4.7インチ以上のスマホを持たせるとどうなるでしょうか。

片手で文字打てません()

連絡を取るための機器であるスマホで文字が打てないっていうのはかなりの死活問題…

実は私、以前にiPhone 6sをメインにしていた時期がありました(サブブログとYouTubeで紹介済)。
性能的には全く不満がありませんでしたが、いかんせん横幅が無理で、毎回落としそうでヒヤヒヤしながら使っていました。
そして、SEをもらったわけですが、使ってみて「やっぱり僕はこのサイズが一番合うんだな」と言う安心感と納得(?)がありました。
iPhone 12 miniはなんか持ちやすそうだけど…

長くなってしまいましたが、要するにiPhone SEをメインとして使っている最大の理由はサイズにあると言っても過言ではありません。


性能について

さて、そんなサイズ面でさとくんベタ褒めなiPhone SE
しかし、メインとして使うなら性能がある程度ないといけません。
やたら重くて使えない、なんてことがあっては連絡すら取れませんからね。

というわけで今回、Antutu Benchmark (Ver.8.4.1)とGeekBench5を使って、ベンチマークを取ってみました。

まずはAntutu Benchmarkから。f:id:iPhone5sBot:20210510150554p:plain

約17万7000点となりました。
これは、Snapdragon 820(Xperia XZなどに採用)の調子のいいときとほぼ同等になります。
ちなみに近い世代・性能の端末で比べると、

iPhone 6 (Apple A8): 約10万点
iPhone 7 (Apple A10 Fusion): 18~23万点
Xperia XZ (Snapdragon 820): 約17万点
Xperia XZ1 (Snapdragon 835): 約23万点

現役として使っている人も多い端末もちらほらありますね。

続いてGeekBench5

f:id:iPhone5sBot:20210510164144p:plain f:id:iPhone5sBot:20210510164147p:plain

このようなスコアになりました。
近い世代で見ると、

f:id:iPhone5sBot:20210510165145p:plain
※わかりやすいのがiOSバイスだけでした
すみません。
こんな感じです(適当)
GeekBench5のスコアあまりわからないんですよ…

ちなみに、ふと興味があって冷やしたらどれくらいになるのかなって思って試したんですよ。

まずは冷蔵庫。

f:id:iPhone5sBot:20210510165713p:plain
Antutu
f:id:iPhone5sBot:20210510165859p:plain f:id:iPhone5sBot:20210510165853p:plain
GeekBench5

Antutuで約2300点アップ、GeekBench5ではシングルは4点アップ、マルチで2点ダウン、Computeでは9点ダウンですね。 あまり変わらないどころか、冷え過ぎで性能が出ていない感じすらします。

続いて冷凍庫。
こちらはAntutuだけです。 f:id:iPhone5sBot:20210510170114p:plain はい。
常温に比べて約1100点アップしましたが、逆に冷蔵庫のときよりも約1200点ダウンしました。

あと、テスト完走後何故かリンゴマークからしばらく起動しなくなりかけるという自体が発生したのでもう二度とやりません。
というか、あとでクラッシュログ見たらOSごと落ちているようなログが出ていたのでかなりやばめのやつですねこれ。

f:id:iPhone5sBot:20210510170523p:plain f:id:iPhone5sBot:20210510170527p:plain
重大そうなことが書いてあるクラッシュログ

実際、アプリ起動速度も不満ありません。
起動速度を3回取り、平均してみた値ですが、

・LINE 約3~4秒
Twitter 6秒
Safari 約1.7秒
YouTube 約3~4秒
ヤフオク 約4.3秒
・ガルパ 約13.3秒
・プロセカ 約18.7秒

という結果になりました。

※テストの条件を一応書いておきます。
・LINE→パスワード入力画面で指紋認証の確認が出てくるまで
Twitter→タイムラインの画像が全て読み込まれるまで
Safari→ブックマークのアイコンがすべて表示されるまで
YouTube→ホームタブの動画のサムネイルが全て読み込まれるまで
ヤフオク→1回目はすべてのサムネイルが読み込まれ広告が出るまで、2・3回目はすべての商品のサムネイルが読み込まれるまで
・ガルパ・プロセカ→Tap to Startの画面になるまで。途中の製作会社の表示はタップしないで待つ

最新端末に比べたら遅いですが、実際使うとそんなにものすごくストレスがかかるほどの時間ではありません。

何より、2016年発売の端末で未だに音ゲーができるということが個人的には嬉しいですね。

音ゲーって結構性能を求めるものです。
少しのラグが最高判定を逃したり、コンボを切ってしまったりします。
そんな中、最新のプロセカでさえも多少重いながらも軽量設定ならば問題なく遊べます。
3Dライブもひどく重いというほどではありませんでした(ただし、快適さは劣る)

2016年に発売された端末とは思えないほど、未だにサクサク動いて使える端末、それがiPhone SEです。
これだと買い換える機会も少々見失ってしまいますね(iOSサポートが切れるので、そこの点では買い替えの理由となりますね)

カメラ性能

iPhone SEは小さいサイズ故、コンパクトデジカメの代わりにもなるサイズです。
そのため、カメラとして使う人も一定数います。
カメラ性能はどうでしょうか。
あまり外で撮影する機会がないため、枚数は少なめですが何枚か掲載させて頂きます。 f:id:iPhone5sBot:20210510154635j:plain f:id:iPhone5sBot:20210510154646j:plain f:id:iPhone5sBot:20210510154655j:plain

なかなかいいほうなのではないでしょうか。
明るいところだと少し白飛びしやすかったり、暗いところには弱いですが、それでも1200万画素カメラの性能はある程度活かせていると思います。
飯テロ写真も、ものすごくメシマズ写真にはなっていないと思います。

デジカメとしてもまあまあいい写真が撮れる点はとてもいいですね。
気軽に持ち運べて、ササッと撮れるのはいいポイントです。

デメリット

ここまでベタ褒めしてきましたが、もちろん不満がないわけではありません。
ここからは少しデメリットとなりうるところを紹介していきます。

性能面

性能は必要十分と先程書きましたが、これはあくまでもライトな使い方。
ハードな使い方では、もうだいぶ追いつかない性能になっています。

有名なところだと、ゲームは最近リリースされたものに関して殆どが快適に遊べません。

例えば原神だと、最低設定にしないと遊べない上に、それでもフレームレートが落ちます。
私は原神をプレイしたことがないのでわかりませんが、最低設定ではかなり演出や描写がスカスカになってしまうそうです。

また、最近大人気なウマ娘ですが、こちらもSEだとガクガクという声がちらほらとTwitterで聞こえます(SE 2ndなら問題ないらしい)
ゲームをガッツリ遊びたい!という人は、この端末は向いていません
っていうかそもそも画面小さいのでゲーム向きではない上に、最近のゲームはiPhone 8以降を推奨端末にしているので買うなら8・X以降オヌヌメ

サイズ

これはもう完全に個人にもよりますが、エンタメ用機として考えるとサイズがとても小さいです。
YouTubeの動画やアニメを見るときも、正直あまり迫力を感じられるとは言えません。

また、ゲームに関してもかなり不向きです。
音ゲーだと奥の方のノーツが見えない(ある意味サドプラみたいにはなります)、FPS・TPSだと見える範囲が狭く敵が見えない(やってないのでなんともですが…)、といった弊害が起きます。
もちろん、それ以外のゲームでもあまり迫力を感じることはできません。

iPhone SEでゲームしようと考えている人は、ゲーム用に別の少し大きめの端末を導入し、SEは連絡用にするといいでしょう。

バッテリー持ち

筐体が小さいぶん、バッテリー持ちもあまり良くありません。
これに関してはバッテリーの詳細画面を見たほうが早いでしょう。 f:id:iPhone5sBot:20210510173920p:plain 1624mAhのバッテリーですが、ガッツリ使うと結構あっけなく減ります。
私のバッテリーが最大容量88%というのもありますが、それでも他に比べるとあまりバッテリー持ちはよくありません。


じゃあiPhone SEって買いなの?

ここまで割と褒める内容多めで書いてきました。
じゃあiPhone SEって今買うのはアリなのか?という疑問を抱く人がいると思いますが…

正直買いではないです

え?お前今まで褒めてきたやん?

そう思った方も多いと思います。

しかし、様々な理由を考えると買いではありません。

これにはいくつか理由があります。
簡潔にまとめると、

  • iOSアップデートが間もなく打ち切り (おそらくiOS15で切られる)
  • 性能的にゲームを楽しむことが若干厳しい
  • iPhone 8等がかなり安く売られている
  • 小型を求めるにしても、iPhone 12 miniは約¥82,000(64GB、状態良好なSEを下取りに出して約¥79,000)
    今後数年間使うと考えると、12 miniを買ったほうがコスパが良い

こんな感じの理由です。

今SEを買うって人は、相当4インチに思い入れがある、あるいはコレクターと言ったところでしょうか。
よほどの理由がない限り、SEを今更選ぶメリットはありません。

その上で、SEが欲しいと思ったそこのあなた!
あるいは今SEユーザーでしばらく買い換えないつもりのあなた!

私と同じ考えのレアな人種です。
君とは仲良くできそうだ。
もしガチでそういう人いたら教えてください。Twitterとかで絡みましょう!

一般人は大人しく別の端末を買いましょう。 私のような逸般人は是非SE買いましょう


まとめ

今回は、2021年にあえてiPhone SEをメインとして使ってみてのレビュー、そして買いかどうかについて説明しました。
iPhone SEは今となっては小さいサイズ、そして性能も最新端末に比べると低い端末です。
しかし、それを考えた上で選ぶ意味もある、ある意味マニア向けの端末でもあります。
もしサブ機として、コレクションとして、欲しいと思ったらぜひ一度購入を検討してみては?
おおよその相場ですが、動作品が¥6,000〜¥10,000程度で売られていますので、サブ機としてなら持つ意味はあると思います。
一部の変態さんはメインとして導入してみるのもいいかも?

長々となってしまいましたが、今回はこのあたりで。
初めてMarkdownを使ってみたので慣れない執筆作業でしたが、まあまあ書けたと思います。

追記

先日、iOS15が発表されました。

iOSアップデートが間もなく打ち切り (おそらくiOS15で切られる)

なんてことを書いていましたが、iPhone 6s以降が対応機種となりました。
どうやらあともう1年は使えるようです。
実際、私も現在iOS15 Beta 1を使っていますが、iOS14とほぼパフォーマンスは変わりません。
ただし、バッテリーが若干持ち悪いですが...
何はともあれ、今現役でSEを使われている方には朗報ですね!
今から買おうと思っている人も遅くはないと思います。そのような方はぜひ買ってみてはどうでしょうか?

Twitterのフォローもお願いします。



さとくん